ダニエル・カンが逆転優勝で通算６勝目、ＬＰＧＡツアー開幕戦

韓国系米国人のダニエル・カン（３０）が米女子ツアー（ＬＰＧＡ）の今季開幕戦で逆転優勝を飾り、２０２０年８月の優勝以来１年５ヵ月ぶりに通算６勝目を挙げた。

ダニエル・カンは２４日、米国フロリダ州オーランドのレイク・ノナＧ＆ＣＣ（パー７２）で行われたヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ最終日の第４ラウンドで、６バーディー２ボギーで４アンダー６８を記録した。通算１６アンダー２７２をマークしたダニエル・カンは、ブルック・ヘンダーソン（カナダ）を３打差で制し、優勝賞金２２万５０００ドル（約２億７０００万ウォン）を獲得した。ダニエル・カンは「優勝がなかった昨季は色々と大変だったが、今年は食生活に変化を与えて体重も増やすなど、自分を変えたかった、その効果があったのか、今日は優勝しながらも緊張したり興奮したりせず平穏な気持ちのだった」と話した。

朴仁妃（パク・インビ＝３４）は同日前半の９ホールでバーディー４つを奪い、ダニエル・カンを１打差に追い上げて大逆転劇に拍車をかけるかに見えた。だが、後半９ホールで５ボギーを叩き、第４ラウンドでスコアを一つ落とし、通算７アンダー、２８１で８位タイに名を連ねた。朴仁妃は、「シーズン初戦にしては全体的に感覚が悪くなく、よくやったと思う」としながらも、「後半戦の２日間が寒すぎたのかショット感覚がよくつかめないほど難しく、どこが悪かったのか正確にキャッチできていない」と話した。同日は最低気温が４度まで下がるなど、肌寒い天気の中で試合が行われた。

セレブリティ部門では、元メジャーリーグ投手のデレク・ロウ（米国）がアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）と同打（１３８点）で終えてはプレーオフを制して優勝賞金１０万ドル（約１億２０００万ウォン）を手にした。２０１９年に始まった同大会は、ＬＰＧＡツアー選手２９人とセレブリティ５０人が同組になってプレーする。ツアー選手らは７２ホールのストロークプレーで競技し、セレブリティたちは変形ステーベルフォード方式でプレーして順位を決める。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com