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無念の孫興慜、4度目のW杯終幕 2030年大会はあるか

無念の孫興慜、4度目のW杯終幕 2030年大会はあるか

Posted June. 29, 2026 08:35,   

Updated June. 29, 2026 08:35


韓国サッカー代表の主将、孫興慜(ソン・フンミン、34=LAFC)の愛称の一つが「国民の泣き虫」だ。孫興慜が初めてワールドカップ(W杯)本大会のピッチに立った2014年ブラジル大会のベルギー戦(0-1敗戦)以降、韓国のW杯1次リーグ最終戦は、いつも孫興慜が涙ぐむ場面で幕を閉じてきた。2018年ロシア大会では、1次リーグ最終戦で前回王者ドイツを2-0で破りながらも決勝トーナメント進出を逃し、無念の涙をのんだ。2022年カタール大会のポルトガル戦では、後半アディショナルタイムに2-1で勝利し、決勝トーナメント進出を決める黄喜燦(ファン・ヒチャン、30=ウォルバーハンプトン)の決勝ゴールをアシストした後、感激の涙を流した。

しかし、2026年北中米W杯では、ピッチで熱い涙を流す機会すら奪われた。25日の1次リーグA組第3戦で南アフリカに0-1で敗れた後も、決勝トーナメント進出の可否がすぐには決まらなかったためだ。その代わり、南アフリカ戦終了後、ユニホームに顔をうずめる姿が、孫興慜にとって4度目のW杯最後の場面として残った。孫興慜は得点はもちろん、ゴールやアシストも記録できないまま今大会を終えた。

孫興慜は2014年ブラジル大会で1得点、2018年ロシア大会で2得点を挙げた。安貞桓(アン・ジョンファン)、朴智星(パク・チソン=ともに3得点)と並ぶ韓国選手歴代最多記録だ。しかし、2022年カタール大会以降は7試合連続無得点に終わり、単独トップには立てなかった。カタール大会では眼窩骨折のため全試合でフェースガードを着用するハンディを抱えてプレーした。今大会は負傷こそなかったが、洪明甫(ホン・ミョンボ)監督の起用法をめぐり疑問の声が上がる中、結局ゴールネットを揺らすことはできなかった。第1、第2戦は先発出場しながら途中交代となり、第3戦では先発メンバーから外れた。後半から途中出場したものの、目立った活躍は見せられなかった。

孫興慜は10年間在籍したイングランド・プレミアリーグ(EPL)のトットナムを離れ、昨年8月に米メジャーリーグサッカー(MLS)へ移籍した。今大会の共同開催国である米国でプレーしながら出場機会を確保し、環境にも早く順応することを狙った選択だ。移籍初年度の昨季は10試合で9得点を挙げるなど高い得点力を見せた。しかし今季は14試合で7アシストを記録する一方、無得点に終わり、「エージングカーブ」(加齢による能力低下)ではないかとの懸念も出ていた。

孫興慜は今大会の南アフリカ戦に、33歳11カ月17日で出場した。韓国が11大会連続本大会出場を始めた1986年メキシコ大会以降、孫興慜より高齢でW杯本大会に出場した韓国選手はいない。従来の記録は、黄善洪(ファン・ソンホン)が2002年日韓大会3位決定戦に33歳11カ月15日で出場したものだった。

孫興慜が4年後のW杯にも出場するかどうかは、まだ分からない。孫興慜は今大会前、国際サッカー連盟(FIFA)のインタビューで、「代表での旅を本当に素晴らしいものにしてほしい」と語り、代表引退を示唆した。しかし、1次リーグ初戦のチェコ戦を前にしては、「最後のW杯だと断言したことはない」と線を引いた。


ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com