
韓国大統領府は21日、救護船に乗ってパレスチナ自治区ガザへ向かう途中、イスラエル軍に拿捕(だほ)された韓国人活動家2人が釈放されたと明らかにした。李在明(イ・ジェミョン)大統領が生中継による閣議で、イスラエルによる船舶拿捕を批判した翌日のことだ。大統領府は「国民の生命と安全を最優先に置き、国民の命を守る政府としての責任を果たす」と強調した。
大統領府の姜由楨(カン・ユジョン)首席報道官は同日の定例会見で、「李在明政権は、イスラエルの拿捕行為によって韓国国民が拘束されたことに強い遺憾を表する」とし、「ただ、イスラエル側が韓国国民を直ちに釈放したことを高く評価し、歓迎する」と述べた。キム・ドンヒョン氏とキム・アヒョン氏は、第3国を経由して22日午前に韓国に到着する予定だ。キム・アヒョン氏は昨年10月にもイスラエル軍に拘束され、釈放された後、韓国外交部によって旅券が無効化された状態だという。
姜氏は、「李大統領は前日の閣議で、拘束された韓国国民の安全と権益保護に関連して深刻な懸念を表明し、国際人道法などに関する国際規範の重要性を強調した」とし、「政府が必要な領事支援と外交対応に万全を期した結果、イスラエル側が特別に韓国国民2人については拘禁施設を経ず、直ちに国外追放措置を取った」と説明した。続けて、「李大統領の閣議発言後、イスラエル側が拘禁される寸前だった韓国人を拘禁手続きを経ずに直ちに追放措置にした」と強調した。
姜氏は、イスラエル側が「今回の事案によって韓国・イスラエル関係が影響を受けることなく、さらに発展することを希望する」との立場を示したと伝えた。そのうえで、「政府は国際人権問題と国民の安全を守るため、原則的かつ責任ある対応を行い、関係国とも緊密な外交的意思疎通を続けていく」と述べた。
李氏は前日の閣議で、イスラエルのネタニヤフ首相を「戦犯」と呼び、国際刑事裁判所(ICC)がネタニヤフ氏に発付した逮捕状の執行検討を指示していた。これについて姜氏は、「状況に対する客観的理解の必要性を強調する趣旨の発言だった」と説明した。
朴訓祥 tigermask@donga.com






