

6月3日の地方選挙が3週間後に迫る中、与野党候補間のテレビ討論が実現するかどうかが争点として浮上している。呉世勲(オ・セフン)ソウル市長候補ら野党「国民の力」候補は与党「共に民主党」候補側に1対1の討論を要求しているが、「共に民主党」候補らはこれを拒否し、神経戦を繰り広げている。政界では、最近の世論調査で劣勢に立つ「国民の力」候補らがテレビ討論で勝負に打って出ようとする一方、優勢の「共に民主党」候補らは「守りに入った」との分析も出ている。
「国民の力」は執行部まで乗り出し、「共に民主党」候補らに討論に応じるよう全方位的な攻勢を展開した。「国民の力」の宋彦錫(ソン・オンソク)院内代表は12日の院内対策会議で、「民主党の鄭愿伍(チョン・ウォンオ)候補は討論を避け、自身がなぜソウル市長にならなければならないのか答えることもできない」と批判した。呉氏側は、鄭愿伍氏に対し、中央選挙管理委員会主催の法定テレビ討論会とは別に、1対1の討論会を追加で開くよう求めている。
鄭熙溶(チョン・ヒヨン)事務総長も同日、フェイスブックで「討論逃れが続き、ソウル市長選がモグラたたきゲームなのかとの指摘まで出ている」とし、「討論を避けて隠れ続け、時間稼ぎをしながらベッドサッカー(時間稼ぎの遅延行為)のように耐え抜こうという態度は、市民を票集めの機械扱いする傲慢さであり、国民を無視するものだ」と攻勢を強めた。呉氏の陣営の共同選対委員長を務める金宰燮(キム・ジェソプ)議員もSBSラジオで、「討論を回避し続ける様子を見て、市民の間で『この人、本当にソウル市長を任せて大丈夫なのか』という認識が生まれているようだ」と主張した。
これに対し鄭愿伍氏は、「われわれが立つべき場所は政争の中ではなく、市民の生活の中だ」とし、2者討論の要求に応じていない。他地域でも同様の構図がみられる。「国民の力」の梁香子(ヤン・ヒャンジャ)京畿道(キョンギド)知事候補は、「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)候補に対し、人工知能(AI)や先端産業をテーマにした時間無制限の公開討論を求めているが、秋氏側は応じていない。釜山(プサン)北甲国会議員補欠選でも、KBS釜山放送総局が提案した生放送討論会に、「国民の力」の朴敏植(パク・ミンシク)候補と無所属の韓東勲(ハン・ドンフン)候補は応じた一方、「共に民主党」の河丁友(ハ・ジョンウ)候補側は辞退したという。韓氏は12日、フェイスブックで「河氏は、大韓民国の公営放送KBSの討論にも出られないのに、どうやって北区を立て直すというのか。李在明(イ・ジェミョン)大統領でも鄭清来(チョン・チョンレ)「共に民主党」代表でもいいから、許可をもらって公営放送KBSの討論に出てきてほしい」と求めた。
最近の世論調査で劣勢に立つ「国民の力」候補らは、テレビ討論を通じて反転の契機をつかもうとしている一方、「共に民主党」候補らは討論会などへの露出を減らし、突発的な変数を最小化しようとしているとみられる。
イ・ジウン記者 easy@donga.com






