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貝殻で書かれた「86 47」 コミー元FBI長官を起訴

貝殻で書かれた「86 47」 コミー元FBI長官を起訴

Posted May. 01, 2026 09:13,   

Updated May. 01, 2026 09:13


2013年9月から17年5月まで米連邦捜査局(FBI)長官を務めたジェームズ・コミー氏(66)が、昨年5月にトランプ米大統領の殺害を示唆する投稿をインスタグラムにしたとして、連邦大陪審に起訴された。コミー氏はオバマ政権下でFBI長官に就任し、ロシアが16年の米大統領選に介入してトランプ氏当選を支援したとされる「ロシア疑惑」の捜査を指揮し、トランプ氏と対立した経緯がある。

トッド・ブランチ司法長官代行は先月28日の記者会見で、「コミー元長官を大統領に対する殺害および身体的危害の脅迫の2つの罪で起訴した。大統領の生命を脅かす行為は司法省として決して容認しない」と述べた。

コミー氏は昨年5月15日、海辺の砂の上に数字の「86 47」の形に並べられた貝殻の写真をインスタグラムに投稿した。「86」が「排除」、「47」が第47代大統領であるトランプ氏を示し、反トランプ勢力がオンラインやデモ現場などで用いる隠語とされる。

論議を呼ぶと、コミー氏は投稿を削除し、「いかなる暴力にも反対する」と強調した。今回の起訴後も声明で「私は潔白であり、(起訴を)恐れていない」と述べた。コミー氏は同月29日、連邦裁判所に出廷し、約10分間の短い審理を受けた。一方、トランプ氏は同日、「86はマフィア用語で『殺す』という意味だ」としてコミー氏を「汚職警官」と非難した。

トランプ氏は昨年1月の再選後、政敵に対する報復的な捜査や起訴を司法省に求めてきた。1月にパム・ボンディ司法長官が解任されたのも、司法省の対応への不満が背景にあるとの見方がある。バンディ氏解任後、ブランチ代行が司法省を統括している。ただし、表現の自由を保障する合衆国憲法修正第1条を踏まえると、今回の起訴が維持されるかは不透明との見方が強い。


キム・ユンジン記者 kyj@donga.com