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イラン戦争下でも輸出861億ドル 過去最大更新

イラン戦争下でも輸出861億ドル 過去最大更新

Posted April. 02, 2026 09:20,   

Updated April. 02, 2026 09:20


先月の韓国の輸出額が800億ドルを超え、過去最大の実績を記録した。中東戦争の影響にもかかわらず、「スーパーサイクル(超好況)」に入った半導体輸出の増加が続いたためだ。

中東戦争の影響で、エネルギーや石油化学分野に被害が集中していることへの懸念が高まっている。また、輸出全体の約4割が半導体に集中しており、産業構造の二極化が進んでいる点も問題視されている。

産業通商資源部が1日に発表した「3月の輸出入動向」によると、先月の輸出額は861億3000万ドルで、前年同月比48.3%増加した。従来の過去最大だった昨年12月(695億ドル)を上回った。金額では月間輸出700億ドル台を飛び越え、一気に800億ドル時代に入った。韓国の月間輸出実績は、昨年6月に前年同月比で増加に転じて以降、10カ月連続で月別過去最大の実績を更新し続けている。

輸出増加を牽引したのは半導体だ。3月の半導体輸出は前年同月比151.4%増の328億3000万ドルとなった。今年2月に記録した過去最高の251億ドルを1カ月で更新した。月間半導体輸出が300億ドルを超えたのは初めて。

産業通商資源部のカン・ガムチャン貿易投資室長は「高いDRAM価格が維持される中、四半期末の3月を迎え、操業日数と輸出物量が大幅に増えた」とし、「さまざまな変数はあるが、少なくとも上半期(1~6月)までは(半導体輸出が)前向きな流れが続くのではないか」と話した。

自動車輸出は2.2%増の63億7000万ドルだった。中東戦争による物流の支障にもかかわらず、電気自動車(32%)やハイブリッド車(38%)など環境対応車の輸出増加が続いた。

予想を上回る輸出実績を上げたものの、半導体への偏重が過度になっているとの懸念も出ている。半導体市況の動向によって輸出が大きく変動する可能性があるためだ。先月の輸出全体に占める半導体の割合は、過去最高の38.1%まで拡大した。従来は20%前後だった比率が昨年は24%に上昇し、今年に入ってからはさらに急速に高まっている。

中東戦争による影響は産業全体に広がっている。特に輸出統制や最高価格制の影響を受ける精油・石油化学分野の打撃が大きい。先月の石油製品輸出は、原油価格急騰に伴う輸出単価の上昇で金額ベースでは54.9%増加した。ただ、輸出統制が始まった先月13日以降、ガソリン、軽油、灯油の輸出はそれぞれ5%、11%、12%減少した。石油化学製品の輸出も、中東戦争の影響が本格化した先月第4週には輸出量が17%減少した。

金正官(キム・ジョングァン)産業通商資源部長官は「中東戦争の長期化で輸出環境の不確実性が拡大しているだけに、政府全体の対応体制を稼働させ、安定化措置を迅速に進める」と話した。


世宗市=チョン・スング記者 soon9@donga.com