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ウッドランド、脳手術と後遺症を乗り越え復活V 「苦しむ人へ、私を見て諦めないで」

ウッドランド、脳手術と後遺症を乗り越え復活V 「苦しむ人へ、私を見て諦めないで」

Posted March. 31, 2026 09:12,   

Updated March. 31, 2026 09:12


「試合中、感情が込み上げてトイレに駆け込み号泣したことも一度や二度ではない。観客が近づくだけで自分を殺そうとしているのではないかと恐ろしくなった。内面は崩れているのに、表では平然を装う自分に偽りを感じていた」

ゲーリー・ウッドランド(米国・42)は最近、ゴルフチャンネルのインタビューで昨年うつ病、不安障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたことを明かし、こう語った。「話したことで肩の荷が1000ポンド(約454キロ)は軽くなった気がする」とも漏らした。

心の重荷を下ろすと、プレーにも再び軽快さが戻った。ウッドランドはその後、米テキサス州ヒューストンのメモリアルパークGC(パー70)で行われた米男子ツアー(PGA)のテキサス・チルドレンズ・ヒューストン・オープンに出場し、通算21アンダー259で優勝。ツアー通算5勝目を挙げた。

PGAツアー優勝は2019年の全米オープン以来、6年9カ月ぶり。2023年に脳腫瘍と診断され同年9月に手術を受けた。恐怖を制御する部位を圧迫する腫瘍で、頭部に野球ボール大の開口を施して摘出を試みたが完全には除去できなかった。このため復帰後も不安や警戒心を拭い切れず、2024年シーズンは26大会中11度の予選落ちを喫した。

それでも競技★を続け、困難を乗り越えて復帰したウッドランドは昨年2月、PGAツアーの「カレッジ・アワード(勇気の賞)」を受賞。翌月のヒューストン大会で2位タイに入り復活の兆しを示し、1年後の同大会で優勝し完全復活を印象付けた。

優勝を決めた瞬間、空を見上げ涙を流した。キャディーや妻と抱き合う中、同組のニコライ・ホイゴー(デンマーク)は距離を置いて拍手で祝福した。ウッドランドは「ゴルフは個人競技だが、今日は一人ではなかった。何かで苦しんでいる人は、私を見て諦めないでほしい」と語った。

この優勝で世界ランキングを51位まで上げ、来月10日開幕の今季初のメジャー、マスターズ出場権も獲得した。2016年から連続出場してきたが、PTSDと闘った昨年は招待を逃していた。


任寶美 bom@donga.com