
李世乭(イ・セドル)九段が、グーグル・ディープマインドが開発した囲碁AI「アルファ碁」と対局してから10年、再び囲碁AIと向き合った。ただし今回はAIとの対局ではなく、囲碁AIモデルを実際に作ってみる実験を披露した。
9日、国内のAIオペレーティングシステム(OS)開発企業「インヘンス」は、ソウルのフォーシーズンズホテルのアラホールで李九段とともに「AI協業時代」を宣言するイベントを開催した。このイベントは2016年、李九段とアルファ碁の対局が行われた同じ場所で10年ぶりに開かれた。
李九段が「子どもたちを対象にした囲碁AIを作ってみたい」と話すと、インヘンスのAI OSはまるで企画担当者のように、李九段が言ったプログラムの要求事項や画面構成、制約条件などを整理して提示した。その後、複数段階のリサーチを経て、約25分で囲碁教育AIを開発した。まるでプロジェクトを進める際にプロジェクトマネージャー(PM)やデザイナーが協業するように、AI OSが必要に応じて複数のエージェントを呼び出し、彼らが協働して成果物を作り上げる仕組みだった。この一連の過程はすべて李九段の音声指示に従って進められた。
こうして作られたAIとの短い対局デモにも臨んだ李九段は「アルファ碁から10年が経ち、私のような門外漢でもAIモデルを直接作れるというのは本当に驚きだ」と言い、「(インヘンスのAI OSで開発された囲碁AIは)現在開発されている最上位AIの水準には及ばないが、人間に勝てるレベルだ」と評価した。
インヘンスは昨年5月、防衛AI企業パランティアの「スタートアップ・フェローシップ」に韓国企業として唯一選ばれた。この日のイベントにはアンソロピック、エヌビディア、マイクロソフトが公式スポンサーとして参加し、ユーチューブでライブ配信も行われた。
チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com





