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低成長にウォン安が重なり、1人当たりのGDPが3年ぶりに減少

低成長にウォン安が重なり、1人当たりのGDPが3年ぶりに減少

Posted January. 12, 2026 10:37,   

Updated January. 12, 2026 10:37


昨年、韓国の1人当たりの国内総生産(GDP)は、低成長とウォン安の影響で3年ぶりに後退したと推計された。22年ぶりに台湾に追い抜かれるとの試算も示され、潜在成長率を引き上げる抜本的対策が急がれると指摘する声が出ている。

11日、企画財政部(企財部)の最新経済見通しと国家データ処の人口推計などを用いて算出したところ、昨年の国民1人当たりのGDPは3万6107ドルとなり、前年比0.3%減少したと。企財部が9日に発表した昨年の名目GDP成長率3.8%を、「最近の経済動向」に示された2024年の名目GDP(2556兆8574億ウォン)に当てはめると、昨年の名目GDPは2654兆180億ウォンとなる。これに昨年の対ドルウォン相場の平均である1ドル=1422.16ウォンを適用してドルに換算し、国家データ処が推計した昨年の人口5168万4564人で割ると、昨年の1人当たりのGDPの推定値が算出される。

韓国の1人当たりのGDPが前年比で減少したのは、2022年の3万4809ドル(7.2%減)以来3年ぶりだ。昨年の実質GDPの成長率は、前年の半分水準となる1.0%にとどまり、コロナ禍の影響でマイナス成長となった2020年(0.7%減)以降、最も低かった。昨年の対ドルウォン相場の平均が1ドル=1422.16ウォンと過去最高水準のウォン安だった点も、ドル換算の1人当たりのGDPを押し下げる要因となった。

こうした推計通りであれば、台湾の1人当たりのGDPが22年ぶりに韓国を上回るとの見通しも示されている。台湾政府は昨年11月28日、同国の昨年の実質GDP成長率の見通しを、従来予測より2.92ポイント引き上げた7.37%に修正した。台湾メディアはこれを基に、昨年の台湾の1人当たりのGDPが3万8748ドルに達すると見込んでいる。国際通貨基金(IMF)も昨年10月の世界経済の見通しで、昨年は台湾の1人当たりのGDPが韓国を追い抜くと予測した。

問題は、今後も韓国と台湾の経済格差がさらに拡大すると見込まれる点だ。IMFは、台湾の1人当たりのGDPは今年4万ドルを超える一方、韓国は2028年になってようやく4万ドルに達すると予測している。


周愛眞 jaj@donga.com