Go to contents

再び開かれた青瓦台 李大統領、「統合のネクタイ」で初出勤

再び開かれた青瓦台 李大統領、「統合のネクタイ」で初出勤

Posted December. 30, 2025 09:52,   

Updated December. 30, 2025 09:52


李在明(イ・ジェミョン)大統領は29日、就任から約6カ月を経て、初めて青瓦台に出勤した。大統領の青瓦台復帰は、文在寅(ムン・ジェイン)元大統領の退任日である2022年5月9日以来1330日ぶりとなる。約3年7カ月続いた龍山(ヨンサン)大統領室時代を終え、青瓦台時代を再び開いたかたちだ。青瓦台は同日、「国民と疎通する政治を回復し、世界が訪れる外交・安全保障の中心として生まれ変わる」と明らかにした。

李氏の専用車は同日、ソウル龍山区漢南洞(ハンナムドン)の公邸を出発し、午前9時13分頃、青瓦台正門を通過した。白、赤、紺が混じった「統合」を象徴するネクタイを着けた李氏は、本館前で下車し、そのまま2階の執務室で参謀陣と朝の茶談会(ティータイム)を行い、主要懸案と業務計画の報告を受けた。青瓦台の姜由楨(カン・ユジョン)報道官は同日の定例会見で、「2025年の輸出と外国人投資が過去最大の実績を達成するとの報告を経済成長首席室から受け、李大統領は『経済成長の成果が中小企業や庶民に行き渡る方策を模索してほしい』と指示した」と伝えた。また、民情首席室から、超国家犯罪に対応する特別タスクフォース(TF)が発足するとの報告を受け、「ボイスフィッシング被害の減少状況を国民に分かりやすく知らせてほしい」と要請したという。李氏は茶談会の後、青瓦台内部の地下バンカー「国家危機管理センター」を訪れ、安保・災害分野のシステムを点検した。

同日午前0時をもって、青瓦台には韓国の国家元首を象徴する鳳凰旗が掲揚された。大統領室の公式名称も「青瓦台」に復帰し、エンブレムも変更された。李氏は、与民1館で青瓦台3室長(秘書室長、政策室長、国家安保室長)とともに勤務する。姜氏は、「本館ではなく、『民とともにする』という意味の与民館を執務室に選んだことは、国民と国政運営の過程を共にするという国民主権政府の国政哲学を示す」と説明した。


申圭鎭 newjin@donga.com