
ローマ教皇レオ14世は25日(現地時間)、即位後初めてとなるクリスマスメッセージを発表し、「責任こそが平和へ至る確かな道だ」と述べ、世界の紛争当事者に対話を呼びかけた。
教皇は同日、バチカンのサンピエトロ大聖堂中央バルコニーから、「イエスは私たちを罪から解放するために生まれ、十字架にかけられて亡くなった」と語り、「その恵みの中で、私たちは憎しみや暴力、対立を拒み、対話と平和、和解を実践するために、それぞれの役割を果たさなければならない」と訴えた。さらに、「苦しむウクライナの人々のために祈ろう」と呼びかけ、「関係当事者が国際社会の支援と献身のもと、真実で直接的かつ尊重に満ちた対話の中で勇気を見いだすことを願う」と述べた。
教皇はまた、レバノン、パレスチナ、イスラエル、シリアなどに言及し、「中傷をやめ、過ちを認め、神に許しを乞い、真に他者の苦しみの中へ入り、弱く抑圧された人々と連帯するなら、世界は変わる」と強調した。世界各地で続く紛争にも触れ、戦争や暴力の犠牲者、政治的不安定や宗教的迫害、テロによって苦しむ人々と共にあることの重要性を訴えた。移民問題については、「欧州において支援を必要とする人々への連帯と受け入れ」を呼びかけた。
李鎭求 sys1201@donga.com






