
今後、カフェなどで飲料を使い捨てカップで持ち帰る場合、100~200ウォンのカップ代を別途支払う仕組みとなる。一方、タンブラーなどを持参すれば、300ウォン前後安く購入できる。コーヒーが4000ウォンの場合、使い捨てカップでは4100~4200ウォンになるが、タンブラーを持参すれば3700ウォンになる計算だ。
気候エネルギー環境部は17日、大統領業務報告で、年末までに公表する脱プラスチック総合対策の素案に、こうした内容を盛り込む予定だと明らかにした。金星煥(キム・ソンファン)長官は、「韓国はリサイクル制度を比較的うまく運用していたにもかかわらず、(使い捨てカップの保証金制という)欧州の一部制度をまねた」とし、「店舗主と消費者の双方に不便を与えた政策だった」と述べた。使い捨てカップの保証金制は、2022年6月に全面導入される予定だったが、小規模事業者の負担などを理由に同年12月から世宗市(セジョンシ)と済州島(チェじょど)のみで実施され、現在は形骸化している。
使い捨てカップに価格を付ける制度は、消費そのものの抑制に重きを置く。利用時には費用を支払い、消費者がカップを持参すれば約300ウォンを値引きするか、カーボンポイントを付与する。政府はカップ代を100~200ウォン程度と見込むが、最終的な価格は各店舗が自主的に決める。
使い捨てストローは原則として提供しないが、高齢者などストローがなければ飲料を飲めない利用者には提供する。金長官は「(紙ストローは)特殊なコーティングが必要だ」とし、「紙ストローの方が環境への影響が大きいとの分析も一部にある」と述べた。現在、プラスチック製ストローは店内での使用が禁じられているものの、指導期間が無期限のため、事実上の規制が及んでいない。
チョン・チェウン記者 chan2@donga.com






