
「韓国初の衛星『ウリビョル1号』は、KAIST宇宙研究院の母体であるKAIST人工衛星研究所で誕生しました。当時は国内初の衛星開発への挑戦でした。開所から1年余りのKAIST宇宙研究院は、宇宙デブリ処理技術(能動制御技術)の開発、小惑星探査など、再び挑戦的な宇宙ミッションを設計し実行します」
先月25日、大田(テジョン)のKAISTで会った韓載興(ハン・ジェフン)KAIST宇宙研究院長は、KAISTに蓄積された宇宙・物理・量子・人工知能(AI)などの知識と技術を基盤に、「ウリビョル1号」のような挑戦を続けると話した。その中で宇宙航空庁(宇宙庁)と研究機関、産業界をつなぎ、核心技術研究と実証、人材育成などを担う統合プラットフォームになることを目標に掲げている。宇宙研究院は昨年9月、KAIST人工衛星研究所を中心に、KAISTの宇宙技術開発能力を結集するために発足した。
KAIST宇宙研究院は、人工衛星研究所をはじめ、宇宙技術革新人材養成センター、宇宙サービス・製造研究センター(ISMRC)、宇宙サイバーセキュリティ研究センターなどで構成されている。
韓氏は「韓国が今、挑戦的な宇宙ミッションに取り組むべき時期だ」とし、「宇宙デブリ処理技術の開発、小惑星探査、宇宙サービス・製造軌道上インフラ構築、高性能・高効率な宇宙移動性技術などが、今後宇宙研究院が集中する戦略技術だ」と紹介した。
研究院はまず、国内初の宇宙デブリ処理技術の確保に乗り出す。宇宙デブリ処理技術とは、地球軌道を漂う寿命を終えた衛星や打ち上げの残骸などを回収・除去する技術だ。衛星衝突のリスクを防ぎ、衛星を望む軌道へ移動させたり、衛星を宇宙で捕らえて無力化したりするために用いることができ、戦略的・軍事的ツールへ転換可能な技術とされる。4本のロボットアームで捕獲対象物に接近してつかむ宇宙デブリ処理技術を適用した衛星を2027年に6回目の「ヌリ」の打ち上げで投入し、技術を検証する計画だ。
韓氏は「宇宙デブリ処理技術を運用するには、対象物に数メートル以内に接近できる航法、正確につかむロボティクス、燃料を最小限にして最適軌道に接近する数学・動力学など、レベルの高い科学技術確保が必要だ」とし、「KAISTは20年から開発を始め、技術水準は高い」と強調した。
イ・チェリン東亜サイエンス記者 rini113@donga.com






