
来季の米女子ツアー(LPGA)にデビューする「突撃隊長」ファン・ユミン(22)が、プロデビュー後初めて女子ゴルフ世界ランキング30位以内に入った。
11日に発表された女子ゴルフ世界ランキングによると、ファン・ユミンは148.92ポイントで29位につけた。1週間前の33位から4ランク上昇した。韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー所属の選手で30位以内に入ったのはファン・ユミンだけだ。
今年56位まで順位が落ちていたファン・ユミンは、10月以降の好成績で急速にランキングを引き上げた。先月、KLPGAツアーよりランキングポイントの高いLPGAツアー「ロッテ選手権」で優勝し、9日に終わったKLPGAツアー最終戦「DAEBOハウスDチャンピオンシップ」でも頂点に立った。
ジーノ・ティティクル(タイ)、ネリー・コルダ(米国)が世界ランキング1、2位を維持し、山下美夢有(日本)が3位に位置した。韓国勢では金孝周(キム・ヒョジュ)が8位で唯一トップ10入りした。先月「BMWレディースチャンピオンシップ」で5年ぶりの優勝を飾ったキム・セヨンは11位だ。
ファン・ユミンは15日から慶尚北道慶州市(キョンサンプクト・キョンジュシ)マウナオーシャンCCで2日間開催されるイベント大会「WEMIX選手権」に参戦した後、米国へ向かう。ロッテ選手権優勝でLPGAツアー2年シードを獲得したファン・ユミンは、米国で現地適応トレーニングに入る。
ファン・ユミンのLPGAツアーデビュー戦は、2026シーズン開幕戦「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」となる。同大会は過去2シーズンのLPGAツアートーナメントで優勝を経験した選手のみに出場権が与えられる大会だ。成績がよくても優勝がなければ出場できないが、ファン・ユミンはロッテ選手権優勝で華やかなデビューが可能となった。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com






