
「金建希(キム・ゴンヒ)特検」(閔中基特別検察官)が、大統領官邸移転疑惑に関連し、6日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領夫妻の自宅とインテリア業者「21グラム」などを家宅捜索した。
特検は同日午前、ソウル市瑞草区(ソチョク)のアクロビスタ内にある夫妻の自宅とインテリア業者21グラム、コバナコンテンツの事務室など9カ所に捜査官を送り、関連資料を確保した。捜索令状には官邸移転工事に関連した職権乱用・権利行使妨害、国庫損失、請託禁止法違反などの容疑が記載されていたという。
官邸移転疑惑とは、総合建設業免許のない21グラムが尹氏の大統領就任後、大統領室および官邸の移転・増築工事を随意契約で受注し特恵を得たというものだ。21グラムは過去、金氏が運営した展示企画社コバナコンテンツ主催の展覧会を後援し、同社事務室の設計・施工を担当したことが知られ、金氏との親交を通じて官邸工事を受注したのではないかとの論議が起きた業者だ。21グラム代表のキム氏は、金氏と国民大学大学院の同窓で、金氏は2022年5月10日に行われた尹氏の就任式にキム氏を招待した。同日の家宅捜索に関連した容疑ではキム氏は被疑者、金氏は参考人の身分とされる。
特検は同日、金氏が所有する特定ブランドの衣類やブレスレット、バッグなどを押収しようとした。しかし金氏側が「具体的な物品を特定できないなら、別件捜査・標的捜査のための家宅捜索だ」と反発し、家宅捜索が中断する場面もあった。金亨根(キム・ヒョングン)特検補は同日のブリーフィングで「捜査過程で新たな事実が確認されたため家宅捜索を行った。(金氏の住居の家宅捜索は)新たな容疑事実に基づく押収物確保のため必要だった」と述べた。金氏側弁護人団は「アクロビスタだけで4回目の家宅捜索を行うのは、憲政史上前例のないことだ」と主張した。
特検は同日、金氏が瑞熙(ソヒ)建設側から受け取ったとされるヴァンクリーフ&アーペルのネックレスなど貴金属受領疑惑に関連し、24日に出頭して取り調べを受けるよう通知した。金氏側は「まだ24日の出席可否については申し上げにくい」と述べた。特検は「金亀による官職売買」疑惑に関連し、李培鎔(イ・ベヨン)前国家教育委員長(写真)も同日午前10時、参考人として呼び出し取り調べた。特検は李氏が金氏に金亀や伝統工芸品などを渡し、国家教育委員長任命を請託したのかどうかを確認している。
ソウル中央地裁刑事合議27部(禹仁成部長判事)は、金氏側が請求した保釈審問期日を12日午前10時10分に指定した。金氏は「めまいと不安症状が悪化し、適切な治療が必要だ」として、「不拘束の状態で裁判を受けさせてほしい」と3日に裁判所へ要請した。
ソン・ジュンヨン記者 hand@donga.com






