Go to contents

北朝鮮、金正恩が決断すれば短時間で核実験可能 韓国軍が評価

北朝鮮、金正恩が決断すれば短時間で核実験可能 韓国軍が評価

Posted November. 06, 2025 09:14,   

Updated November. 06, 2025 09:14


韓国軍情報当局が「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が決断すれば、豊渓里(プンゲリ)3番坑道を活用した核実験が極めて短時間で可能な状態だ」と評価した。また李在明(イ・ジェミョン)政府が対北拡声器を全面撤去したにもかかわらず、北朝鮮は対南拡声器をむしろ増設し、常時稼働体制を整えていることも明らかにした。

国防情報本部は5日、国会情報委員会で行われた非公開での国政監査で、こうした報告をしたと、与党「共に民主党」の朴善源(パク・ソンウォン)議員と野党「国民の力」の李成権(イ・ソングォン)議員が伝えた。国防情報本部は「大陸間弾道ミサイル(ICBM)は米国本土に到達できるよう1万3000キロ以上の射程を確保したとみられ、これまで高角発射だけを行ってきたが、実際の射程を把握するために正常角度で発射し、核心技術を検証しようとしているのではないか」と分析した。

南北関係については「完全な断絶を実体化することで、敵対する二国家体制を固定化しようとしている」と指摘した。特に北朝鮮の対南拡声器施設は1基が撤去されたが、2基が新設され、全体数は増加したことが確認された。国防情報本部は、「北朝鮮の対南拡声器は全体で40余り設置され、稼働状態が維持されている」、「2024年11月以降、韓国への気球散布は中断されたが、散布可能な状態は維持されている」と報告したと李議員が伝えた。

また、金正恩氏が9月の中国の抗日戦争勝利80周年行事に出席した後、中国の対北輸出が増加したという。国防情報本部は「金正恩氏と中国の習近平国家主席の会談を起点に、中朝関係の全面的発展の流れが感知されている」とし、「9月の中国の対北輸出は年間ベースで30%増加し、8月と比べて54%急増した」と報告した。


チョ・グォンヒョン記者 buzz@donga.com