
李在明(イ・ジェミョン)大統領は9日、「ハングルの日」にあたり、「偉大なハングルこそ文化強国・大韓民国の源泉」とし、「世界の文化を先導する文化強国・大韓民国の中心には常にハングルがある」と強調した。
李氏は「創制の過程と時期が正確に記録され、今日に至るまで社会全体で記念されている文字はハングルだけだ」と述べた。
さらに「海外の学者らはハングルを『すべての言語が夢見る最高のアルファベット』『世界で最も科学的な文字』と称賛する。ハングルは卓越し独創的であるばかりでなく、わが民族の知恵と歴史が凝縮された文化遺産そのものだ」と述べた。また、「当時の支配層の反対を乗り越え、『民が容易に学び日常的に使えるように』作られたハングルには、民主主義、平等、国民主権の精神が深く息づいている」とし、「平凡な民がハングルを通じて自由に意思を交わし、志を実現できる国――ハングルが描いた世界は『国民が主人である国』のもう一つの姿だ」と強調した。
さらに「世界の心をつかんでいる韓流ブームも、我々の思いや感情を余すことなく表現するハングルの力から発している」とし、「世界が我々の小説を読み、歌を口ずさみ、映画やドラマで泣き笑う『文化強国・大韓民国の夢』が、ハングルを通じて現実となっている」と述べた。
李氏はまた「海外87カ国・252カ所の世宗(セジョン)学堂で我々の言語と文化が広がっており、ハングルを学ぼうとする受講待機者も1万2千人に達している」と紹介。「今月18日までハングルの価値と重要性を再認識する『ハングル・ハンマダン』行事が開催される。多くの国民が参加し、ハングルの大切さを共に称える意義ある場となることを願う」と述べた。
ユン・ダビン記者 empty@donga.com






