
2人の子どもの母親である寺田美奈(てらだ・みな)さん(39)が、トレイルランニングを始めてわずか3年で、2025ソウル国際ウルトラトレイルランニング大会(ソウル100キロ)の100キロ女子部門で優勝した。
今年で6回目を迎えた同大会の100キロ部門は20日、ソウル市鍾路(チョンノ)区の光化門(クァンファムン)広場を出発。1泊2日かけて仁王(インワン)山、北漢(プッカン)山、道峰(トボン)山、佛岩(プラム)山、峨嵯(アチャ)山、漢江(ハンガン)公園道、清渓(チョンゲ)川を経て、再び光化門広場に戻るコースで行われた。
寺田さんは14時間23分34秒で一番最初にゴール。「スタート時は暗くて雨も降っていて、何度かコースを外れる『アルバ』をしてしまいましたが、一緒に走っていた方々にたくさん助けていただきました」と笑顔で語った。ランナーたちは暗い山道を走る際、正規コースを外れてしまうことがあり、これを俗に「アルバ」と呼ぶ。
寺田さんは夫のチョ・ソンヨンさん(42)の影響で2022年に競技を始めた。日本出身で、2011年にチョさんと結婚して韓国籍を取得した。寺田さんは「出産後は家にばかりいましたが、トレイルランを始めてからは走ることで大きなエネルギーをもらいました」と語る。20キロ大会からスタートし、昨年は50キロ、今年は100キロと徐々に距離を延ばしてきた。今は世界最高峰とされる「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)」への出場を夢見ている。
今大会では、参加者が北漢山城入口(32キロ地点)と中浪(チュンラン)キャンピングの森(79.5キロ地点)のチェックポイント(CP)で、水の補給や非常食・薬品の交換など、サポーターからの支援を受けた。チョさんは妻のサポーターとして伴走。寺田さんは「レースは一人で走るものですが、大会全体で見れば『チームプレー』。100点満点のサポートをしてくれた夫に感謝しています」と話した。
男子100キロ部門では招待選手のヤン・ロンフェイ(37・中国)が12時間41分20秒で優勝。制限時間28時間30分の100キロ部門は21日午前まで続いた。
また、100キロを完走して光化門広場にゴールしたパク・チャンウさん(32、26時間29分36秒)は、ゴール地点で待っていた交際相手にプロポーズし、注目を集めた。
50キロ男子部門では招待選手のミケーレ・メリディオ(28・イタリア)が5時間22分01秒で優勝。女子部門ではパク・スジさん(34)が6時間39分17秒で頂点に立った。10キロ男子部門はキム・ビョンジョさん(37、39分15秒)、女子部門はチョン・ヒョンソンさん(32、52分31秒)がそれぞれ1位でゴールした。
任寶美 bom@donga.com






