
アイドルグループ「防弾少年団(BTS)」メンバーのジョングクなど20人あまりの名義を盗用し、数百億ウォンを横領したハッキング組織は、大手企業の会長など計250人を超える資産家の個人情報を奪取していたことが明らかになった。個人情報が流出した彼らの口座の残高だけでも、計55兆ウォンを超えている。
28日、ソウル警察庁サイバー捜査隊は、ハッキングで資産家の個人情報を得て格安フォンを無断で開通後、口座から金を引き出した国際ハッキング組織の総責任者A氏(34、拘束)など18人を検挙したと明らかにした。中国人のA容疑者は22日、タイのバンコクで逮捕され、韓国国内に送還されたが、追加で検挙された中国人共犯のB氏も最近、バンコクで逮捕され、送還の手続きを踏んでいる。
当初知られていた被害者は26人で、A容疑者らが彼らから横領した金は390億ウォンだった。ところが、警察の取調べの結果、ハッキングによって個人情報が流出した被害者は計258人と確認された。国内上位100位企業の会長・代表取締役70人、芸能人・インフルエンサー12人、スポーツ関係者6人などが含まれている。これらの被害者の口座の残高の総額は、計55兆2000億ウォンに達している。警察の関係者は、「対象になった資産家たちが、収監や出国などで携帯電話を確認しにくい瞬間を狙った」とし、「55兆を越える金額が、犯罪対象になったのだ」と話した。
A容疑者とB容疑者は、中国同胞出身のハッカーで、国内事情に詳しいという。彼らは、韓国人の仲間を集めるためにテレグラムで、「高額バイトを募集する」等の掲示文を掲載し、仮想通貨の投資に失敗した人々にアプローチし、「投資損失を挽回する」という提案をしたという。
警察は、中国人組織員4人とマネーロンダリング・実行を引き受けた韓国人12人などを逮捕後、部下職員を対象に捜査を継続し、余罪を調べている。
チョン・ソヨン記者 cero@donga.com






