
トランプ米大統領は7日(現地時間)、大統領再選200日記念行事として、ワシントンのホワイトハウスで戦争中に負傷または死亡した軍人に授与される「パープルハート勲章」受章者式典を開催した。トランプ氏は2人の退役軍人を直接紹介し、激励と感謝の言葉を伝えた。主人公は2008年のアフガニスタン戦争で即席爆発装置による攻撃で全身の30%以上に火傷を負ったサム・ブラウン元大尉と、彼を救出したケビン・ジェンソン元上等兵だ。
米紙USAトゥデイなどによると、トランプ氏は同日の記念式典の演説で、2人の英雄的行為を説明した。トランプ氏は、ブラウン氏が乗っていたハンヴィーが攻撃された際、「彼は10フィート(約3メートル)も空中に吹き飛ばされ、全身が炎に包まれ、周囲は火の海となった」と語った。当時、ブラウン氏が率いていた小隊の兵士だったジェンソン氏も同じ爆発で全身に3度の火傷を負った。しかしジェンソン氏は燃える車両からブラウン氏を引きずり出し、上官の命を救った。2人はトランプ氏の紹介で立ち上がり、互いに抱き合い、トランプ氏をはじめ出席者たちが拍手を送った。
ブラウン氏とジェンソン氏は共にこの事件でパープルハート勲章を授与された。特にブラウン氏は先月31日、米国議会の上院承認を経て、トランプ政権の退役軍人省の追悼業務担当次官に任命された。
一方、記念式典には約100人のパープルハート受章者が出席した。この中には昨年7月、米ペンシルベニア州で遊説中にトランプ氏が銃撃を受けた際、「あなたも私たちのように戦闘で負傷した」としてパープルハート勲章を贈った3人が含まれていた。トランプ氏は、彼らに感謝の意を示し、「私も(暗殺未遂という)困難を経験したが、皆さんが戦争で体験したことに比べれば取るに足らない」と述べた。
イム・ヒョンソク記者 lhs@donga.com






