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HD現代が米防衛テックのアンドゥリルとMOA、「AI無人艦艇」開発に向けてスクラム

HD現代が米防衛テックのアンドゥリルとMOA、「AI無人艦艇」開発に向けてスクラム

Posted August. 08, 2025 09:32,   

Updated August. 08, 2025 09:40


HD現代(ヒョンデ)と米国の人工知能(AI)防衛テックのアンドゥリル・インダストリーが、艦艇開発のための協力を本格化することにした。

HD現代は6日、アンドゥリルと京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)にあるHD現代グローバルR&Dセンターで、「艦艇の開発に向けた協力のための合意覚書(MOA)」を交わしたと明らかにした。アンドゥリルは、仮想現実(VR)のスタートアップ「オキュラスVR」を起業してフェイスブック(現在のメタ)に売却し、話題を集めたパルマー・ラッキーが、2017年に共同起業した先端防衛産業企業だ。今回のMOAは、4月にアンドゥリルと交わした了解覚書を具体化したもので、HD現代は、AI艦艇の自律化技術や艦艇設計・建造技術を、アンドゥリルは自律任務遂行体系のソリューションを互いに提供する。

例えば、韓国市場では、HD現代が開発している無人水上艇(USV)にアンドゥリルの自律任務遂行体系を搭載し、技術高度化を推進する。米国市場では、アンドゥリルが主導する有・無人艦艇プロジェクトに、HD現代が設計と建造を担当したAI艦艇自律化技術も供給するやり方だ。

また、両社は、韓国と米国市場でそれぞれ披露するUSVプロトタイプ(試作品)を共同開発することにした。韓国市場のUSVプロトタイプは、2027年の公開を目標に開発が進められる予定だ。HD現代重工業特殊船事業の朱元浩(チュ・ウォンホ)代表は、「無人艦艇は未来海戦の中心であり、欠かせない要素だ」とし、「最高水準の自律任務遂行体系の技術を備えたアンドゥリルとの協力を通じて、世界最高水準の無人艦艇を開発する」と話した。

一方、同日、大韓(テハン)航空もまた、アンドゥリルとアジア太平洋地域の無人機開発のための協力合意書を交わすなど、ラッキーの今回の訪韓で財界全般にアンドゥリルとの協力議論が広がっている。


キム・ジェヒョン記者 monami@donga.com