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「明洞新世界本店を午後3時に爆破」の脅迫文に4000人が避難

「明洞新世界本店を午後3時に爆破」の脅迫文に4000人が避難

Posted August. 06, 2025 08:52,   

Updated August. 06, 2025 08:52


ソウル中区明洞(チュング・ミョンドン)の新世界(シンセゲ)デパートの本店に爆発物を設置したという脅迫文が、オンラインのコミュニティに掲載され、利用客など4000人余りが避難した。警察が特攻隊を投入して捜索したが、爆発物は発見されなかった。

5日、ソウル警察庁によると、同日昼12時36分頃、オンライン上のコミュニティサイト「DCインサイド」に、「新世界デパートの爆破案内」という書き込みが掲載された。作成者は、「今日、新世界デパートの本店には絶対に行くな。「私が昨日(4日)、ここ1階に爆薬を設置した。今日午後3時に爆破される」という書き込みが掲載されたという。ただ、4日は新世界デパート本店の休業日だった。

警察は午後1時43分頃、このような通報を受け、1時59分頃、デパート側に通報内容を伝えた。以後、新世界デパートは、「店内での危機的状況の発生により、警察が措置が取っている」という緊急案内放送で利用客と職員に対し状況を知らせた。利用客3000人余りと職員1000人余りなどは午後2時25分頃、いずれも本店の新館と本館など計3棟の外に出た。

警察は、特攻隊など242人を投入して捜索作業を行った。その結果、爆発物は発見されなかった。デパート側は、安全を確認後、午後4時20分頃、営業を再開した。

新世界デパートは同日、声明を発表し、「今日、オンライン上に流布された爆発物設置の書き込みは、警察の取調べの結果、虚偽と確認された」とし、「確認直後、デパートを安全に正常運営している」と明らかにした。さらに、「虚偽事実で社会的不安を造成し、顧客の安全を脅かした行為に対しては、法的対応を含む強力な措置を取る予定だ」と付け加えた。警察の関係者は、「容疑者のインターネットアドレス(IPアドレス)を追跡するなど、捜査を進めている」と明らかにした。


イ・スヨン記者 ナム・ヘジョン記者 lotus@donga.com