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ハマス、やせ細った人質の動画で停戦を迫る

ハマス、やせ細った人質の動画で停戦を迫る

Posted August. 04, 2025 09:00,   

Updated August. 04, 2025 09:00


パレスチナ・ガザ地区を統治し、イスラエルと戦争中の武装組織ハマスが、やせ細った人質や栄養失調状態のパレスチナの子どもの映像を公開した。ガザ地区の惨状を知らしめ、イスラエルに対して停戦交渉を迫る狙いがあるとみられる。

2日、タイムズ・オブ・イスラエルなどによると、ハマスはガザ地区に660日以上拘束されている人質のエビアタル・ダビドさん(24)の動画を公開した。ダビドさんは狭く暗い洞窟の中で生活しており、肋骨が浮き出るほど痩せている状態だった。彼はシャベルを手に「ここが私の墓になるだろう。何日も食べ物を口にしていない」と語った。続けてイスラエルのネタニヤフ首相に「私は首相に完全に見捨てられた。首相は私や敵に捕らえられたすべての人質を心配すべきだ」と訴えた。ハマスは栄養失調のガザ地区の子どもたちの姿も公開し、「占領軍(イスラエル軍)が子どもたちを飢えさせることを決定した」と主張した。

ガザ地区で活動する武装組織「イスラム聖戦」(PIJ)は先月31日、ドイツ・イスラエルの二重国籍者である人質のロム・ブラスラフスキさん(21)の動画を公開した。ブラスラフスキさん動画で、ガザ地区の飢餓危機に関するニュースを見ながら、イスラエル政府に解放を訴え涙を流した。

しかし、イスラエルはガザ地区での軍事作戦を続けている。AP通信によると、2日、空腹のガザ地区住民が食料を求めて集まったガザ人道財団(GHF)の2ヵ所の配給所近くで、イスラエル軍の銃撃により少なくとも10人が死亡した。イスラエル国境近くの検問所でも食料を受け取るために押し寄せた群衆19人が銃撃で死亡した。ただし、イスラエル軍は発砲の事実を否定し、催涙スプレーや空砲のみを使用したと繰り返し主張している。

一方、国連によると、5月27日から先月31日までにGHF配給所付近で859人が死亡した。また、国連主導の食料輸送ルートでも数百人が死亡した。イスラエルによるガザ地区封鎖に対する国際社会の非難が高まる中、最近イスラエルは救援物資の空中投下によって積極的に食料などを届けると発表した。しかし、このような措置にもかかわらず、ガザ住民に食料がほとんど届いていないと、AP通信は指摘した。


イム・ヒョンソク記者 パリ=ユ・グンヒョン特派員 lhs@donga.com