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中国広東省で「チクングニア熱」で1週間3千人感染、米国は「渡航注意」発出

中国広東省で「チクングニア熱」で1週間3千人感染、米国は「渡航注意」発出

Posted August. 01, 2025 09:00,   

Updated August. 01, 2025 09:00


米保健当局は、最近中国南部の広東省で拡大している蚊媒介の感染症「チクングニア熱」の流行に関連し、中国への渡航に関する注意情報を発出する検討をしていると、ブルームバーグ通信などが31日、報じた。中国当局も対策会議を開き、全国各地の蚊の生息地に対する防疫強化に乗り出した。先月29日、韓国疾病管理庁によると、今年韓国国内で報告されたチクングニア熱の感染者は1人だ。

ブルームバーグによると、現在、米疾病対策センター(CDC)はチクングニア熱の規模と範囲に関する評価作業を進めている。CDCは特定の疾病や自然災害が深刻な場合、該当地域への渡航に関する注意情報を発出する。

広東省疾病予防管理局によると、今年1月1日から先月26日までに広東省だけで4824人のチクングニア熱の感染者が発生した。このうち半数を超える2940人が最近1週間(先月20~26日)の間に感染した。

その後も1日の新規感染者数は約400人で、感染拡大の勢いは衰えていない。ただし、現在までに死亡者や重症患者は出ていないと広東省側は説明している。

チクングニア熱は、チクングニアウイルスに感染したヒトスジシマカやネッタイシマカに刺されることで感染する3類感染症だ。通常1~12日の潜伏期間を経て、高熱、発疹、関節痛、筋肉痛などが現れる。チクングニアとは東アフリカ・タンザニアの部族の言葉で「かがむ」という意味を持つ。この病気にかかると、激しい関節痛によりかがんだ姿勢をとることから病名が付けられた。

チクングニア熱には特別な治療薬がない。通常は1週間以内に回復するが、数ヵ月から数年にわたって関節痛が続くケースもある。致死率は1%未満と非常に低いが、現在特化した治療薬がないため、大規模流行時には死亡者が発生する可能性も否定できないと専門家は説明する。そのため、蚊に刺されないことが最も重要だ。

広東省内の感染者のうち90%以上が集中している仏山市一帯では、特に大規模な防疫作業が行われている。仏山市当局は、都心部の湖や池に魚5千匹を放流した。魚は水中に生息する蚊の幼虫を捕食し、蚊の繁殖を抑制する効果がある。広東省中山大学医学部の研究チームも、森林性の蚊の天敵とされる大型の蚊を放した。

世界保健機関(WHO)は22日、「今回の感染拡大の勢いは、インド洋の島嶼地域で始まり、世界的に拡散して約50万人が感染した2004~05年の時と似ている」と警告した。


北京=キム・チョルジュン特派員 tnf@donga.com