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前防諜司令官が「政治家ら14人の逮捕と拘禁施設への移送」を指示、前防諜捜査団長が証言

前防諜司令官が「政治家ら14人の逮捕と拘禁施設への移送」を指示、前防諜捜査団長が証言

Posted May. 28, 2025 09:34,   

Updated May. 28, 2025 09:34


12・3非常戒厳に加わった罪で起訴された前国軍防諜司令官の呂寅兄(ヨ・インヒョン)被告の裁判で、呂被告が政治家など14人を捕まえて拘禁施設に移送するよう指示したという証言が出た。

キム・デウ前防諜捜査団長(准将)は27日、ソウル龍山区(ヨンサング)の中央地域軍司裁判所で開かれた呂被告の内乱重要任務従事などの罪の公判に証人として出席し、「呂前司令官から『合同捜査本部を設置せよ』と言われ、金龍顯(キム・ヨンヒョン、前国防部)長官から名簿を受け取ったとし、政治家など14人の名前を書き取るようにと言いながら読み上げた」とし、「その人々を捕まえて首防司のB1バンカーに移送するようにという指示があった」と証言した。呂被告は、これまで裁判で、「位置確認をしろと言った」と主張し、政治家などの逮捕指示の疑惑を否認してきた。ただ、キム前団長は、「防諜士が直接逮捕するのではなく、軍や警察から身柄を引き取って移送するものと理解した」と付け加えた。

同日の裁判で、キム前団長は、ク・ミンフェ防諜士捜査調整課長などに逮捕名簿を読んであげながら、捜査官を国会に出動させた理由について、「戒厳が宣言されたので、合同捜査本部が構成されたと考えた」とし、「合同捜査本部では、戒厳師範を逮捕する任務があると知っているので、政治家逮捕はこれに対する指示だと考え下達した」という趣旨で説明した。防諜士が国会をさらに封鎖しようとしたのではないかという軍検察側の質問に対しては、「大統領が宣言した非常戒厳の下で、指示に対する抗命という恐れがあった」とし、「さらにどれが違法でどれが合法なのかさえ判断できない混乱した状況だったので、判断自体ができなかった。呂前司令官が出動を促していると感じ、ひとまず出動するしかなかった」と話した。


チェ・ミソン記者 cms@donga.com