Go to contents

小学3年の時に行方不明になった子供が36年ぶりに家族の元へ

小学3年の時に行方不明になった子供が36年ぶりに家族の元へ

Posted May. 26, 2025 09:10,   

Updated May. 26, 2025 09:10


小学校3年生の時に行方不明になった子供が、警察の努力を受け36年ぶりに母親と再会した。

25日、ソウル警察庁刑事機動隊によると、1989年に行方不明になったチェさん(45)は、行方不明になってから36年後の先月、家族の元に戻った。チェさんの母親は1988年9月に夫が亡くなり、自分の健康が悪化して息子を育てるのが難しくなると、ソウル江東区(カンドング)の叔母の家にチェさんを預けた。しかし翌年5月、当時小学校3年生だったチェさんが突然行方不明になった。チェさんの叔母は、警察に行方不明の届を出したが、子供は見つからなかった。

叔母はチェさんを探すことをあきらめず、これまで消息が途絶えていたチェさんの母親とも2022年7月に辛うじて再会した。二人は、チェ氏の行方不明事件を警察に再通報し、昨年2月、この事件は長期行方不明専門部署であるソウル庁刑事機動隊に移管され、全面的な再捜査が行われた。

警察は、チェさんが通っていた小学校の生活記録簿を閲覧し、健康保険や国民支援金の支援有無など、さまざまな記録を分析した。チェさんが家族や親戚のいない「無縁者」である可能性を考慮し、ソウルや近隣地域の保護施設52ヵ所を訪問し、無縁者309人に対するDNAも採取と調査を行った。警察はこのうち、類似度の高い対象者を39人に絞り、保護施設の入所記録などを分析して行方不明者をチェさんと特定した。チェさんが行方不明になった後、少年保護施設に入所する際、児童カードに貼られていた写真を抜粋して叔母に見せた警察は、チェさんが探していた行方不明児童であることを確認した。国立科学捜査研究院の遺伝子鑑定を通じて、チェさんを行方不明者と最終的に特定した。

警察の関係者は、「叔母は行方不明になった当時、チェさんが母親を探しに行ったと考え、チェさんの母親は叔母の手に育っているとばかり思い込んでいた」とし、「携帯電話のなかった時代だったので、二人の間で連絡が切れたが、叔母がチェさんの母親を探し回った末に、再会後に行方不明になったことを分かった」と説明した。自分が捨てられたと思ったチェさんは、釜山(プサン)の保護施設で成長したという。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com