
尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領と妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏の公認介入疑惑を捜査している検察が、金氏に対し、今週中に検察庁に出頭し、取り調べを受けるよう通知した。
11日、法曹界によると、ソウル中央地検の「ミョン・テギュン疑惑」捜査チーム(チーム長=イ・ジヒョン次長検事)は、公職選挙法および政治資金法違反の被疑者として、今週中に取り調べを行う旨の出頭要請書を9日、金氏側に送付した。検察は2月、昌原(チャンウォン)地検から事件を引き継いだ後、今月初めまで数回にわたり「迅速な対面調査が必要」という立場を伝えてきたが、金氏側が日程調整に消極的だったため、出頭を通知した。
金氏は、2022年の大統領選挙当時、ミョン氏から世論調査の結果の提供を受け、その代償として金映宣(キム・ヨンソン)元「国民の力」議員の公認に介入した疑いを受けている。同年に行われた地方選挙で慶尚北道浦項(キョンサンナムド・ポハン)市長候補などの公認に介入したほか、昨年行われた総選挙で元検事の金相玟(キム・サンミン)氏が公認を受けるよう影響力を行使した疑いも受けている。ただし、金相玟氏の公認は実現しなかった。検察は、金氏が出頭要請に応じない場合、逮捕状請求など強制的に身柄を確保することも検討する方針だ。検察は昨年7月、「ディオールバッグ授受」疑惑、ドイツモーターズ株価操作疑惑と関連して、大統領警護処付属庁舎で金氏を取り調べ、特恵論議が起こったことがある。
ソン・ユグン記者 チェ・ミソン記者 big@donga.com






