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さらに2年遠ざかった一人当たりGDP4万ドルの時代

さらに2年遠ざかった一人当たりGDP4万ドルの時代

Posted April. 29, 2025 08:37,   

Updated April. 29, 2025 08:37


国際通貨基金(IMF)が予想した韓国の1人当たりの国内総生産(GDP)の4万ドル突破の時点が、2027年から2029年へと2年も遅れた。米中貿易対立などの影響で、来年には韓国の1人当りのGDPが台湾に追い越されかねないという暗鬱な予測も持ち上がっている。

28日、IMFによると、今年の韓国の1人当たりのGDPの推定値は3万4642ドルで、昨年(3万6129ドル)比4.1%減少した。昨年10月までは3万7675ドルだった推定値が6ヵ月間で8%下がり、2022年(3万4822ドル)を下回る水準に落ちた。

その結果、韓国の1人当たりのGDPが4万ドルを達成する時点も2029年まで遅れた。IMFは、韓国の1人当りのGDPが3~4%水準の緩やかな成長を続け、2029年には4万341ドルに達すると予想した。昨年10月の予測当時、IMFは韓国の1人当たりのGDPが2027年は4万1031ドル、2029年は4万4347ドルにまで成長すると推定したが、9%ほど下方修正された。

来年は、台湾に遅れをとる可能性もある。IMFは来年、台湾の1人当たりのGDPは3万6319ドルに達すると予測した。2026年の韓国の1人当たりのGDPの予測値(3万5880ドル)より高い数値で、韓国が台湾に1人当たりのGDPが押されることになれば、これは2002年以来24年ぶりのことだ。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com