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ショートフォームにはまった青少年、94%が「最多利用」…「ポップコーン脳」への懸念高まる

ショートフォームにはまった青少年、94%が「最多利用」…「ポップコーン脳」への懸念高まる

Posted April. 02, 2025 08:22,   

Updated April. 02, 2025 08:22


韓国青少年の94%が、1分にならない短い映像「ショートフォーム」のコンテンツを見ていることが分かった。モバイルメッセンジャーやインターネット個人放送、動画サイトより利用率が高かった。青少年がショートフォームのコンテンツに夢中になり、ドーパミン中毒と強烈な刺激にのみ脳が反応する「ポップコーン脳」(強烈な刺激にのみ脳が反応する現象)の問題が深刻になっているという懸念が出ている。

女性家族部は1日、このような内容が盛り込まれた「2024年の青少年のメディア利用および有害環境に関する実態調査」を発表した。昨年9~11月、全国小学校4~6年生と中高校生1万5053人を対象に行ったこの調査で、「この1年間、青少年が最も多く利用したメディア」を尋ねる質問に対し、回答者の94.2%がショートフォームコンテンツだと答えた。ショートフォームコンテンツの項目は、今回の調査に初めて追加されたにもかかわらず、一気にトップとなった。

インターネット・モバイルメッセンジャー(92.6%)、インターネット個人放送および動画サイト(91.1%)などの順だった。2022年の直近の調査では、ユーチューブに代表されるインターネット個人放送および動画サイトが利用率トップだったが、2年ぶりにショートフォームコンテンツが上回った。

映像世代である10代がますます短くて刺激的でありながら、探してみる手間さえ要らないショートフォームを最も多く見るのは、心配する部分が少なくないという指摘が出ている。女性家族部の関係者は、「青少年が属する『アルファ世代』(2010年以降の出生者)には、さらに短く圧縮的な映像が訴求力を持つものと見られる」とし、「(ショートフォーム中毒が)学習と日常生活にも影響を及ぼすという懸念がある」と話した。


パン・ソンウン記者 チョ・ユラ記者 bbang@donga.com