「除籍されたら誰が責任を取るのか」医大生はもう戻る時だ
Posted March. 26, 2025 08:52,
Updated March. 26, 2025 08:52
「除籍されたら誰が責任を取るのか」医大生はもう戻る時だ.
March. 26, 2025 08:52.
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「専攻医らは、研修病院を辞めても医師免許を持って働くことができる。一方、私たちは代替案もなく応じないことで除籍されたら、医学生の地位を失う。誰も責任を取ってくれないのではないか。1年も闘争したなら、もう十分だと思う」全国40校のほとんどの医学部が同盟休学中の医学生の復帰期限を31日までとしている中、除籍の危機に瀕したある医学生がコミュニティに書いた文章の一部だ。実際に1年以上も同盟休学を続けてきた全国の医学生の「団結」が揺らいでいるようだ。21日までに復帰申請を受け付けた高麗(コリョ)大学と延世(ヨンセ)大学の医学部は、在籍生の半数近くが復学届を提出した。延世大学医学部の場合、昨年入学するやいなや同盟休学に入った24年度入学生の復帰率が最も高いという。強硬な姿勢だった医学生の動きに「復帰」という変化が生じたのは、「今月末までに復帰しなければ除籍」というカードを切った政府と各大学の強硬な立場が大きく影響した。全国40校の医学部のうち35校が、政府の医学部定員増の方針に反発し、1年以上学校に戻らない学生の休学届を21日までに差し戻した。ほとんどの医学部が31日までに1学期の登録および復学申請を締め切る。高麗大学と延世大学、チャ医科大学は未登録の医学生に24日、除籍予定通知書を発送した。ソウル大学をはじめとするほとんどの医学部が、復帰期限を今週中に設定した。依然として多くの医学生が「除籍」がかかった復帰問題をめぐり苦悩している。復帰をためらうのは、「裏切り者の烙印」を押されることを懸念するからだという。このような状況のため、医療界内部でも「後輩の未来を台無しにする無責任な闘争をやめ、医学生が復帰するよう説得すべきだ」という声が高まっている。医療界の強硬派として知られる大韓医師協会京畿道(キョンギド)医師会のイ・ドンウク会長が代表的だ。イ氏は24日、医師数百人が集まるオンライン団体チャットルームで、「(留年や除籍など)危機に瀕している医学生を助ける計画がないなら、前途有望な医学生は(授業拒否を)やめて帰れと言うのが大人の道理だ」とし、「医学生にこれ以上頼らないでほしい」と訴えた。もっともなことだ。辞職後、再就職が可能な専攻医と異なり、医学生は医師免許がない。大学で除籍されれば再入学も容易ではない。先輩医師は後輩たちの未来を責任も取れないのに、除籍の危機に瀕した医学生に闘争ばかりを強要してはならない。医学生たちも現実を自覚し、先輩医師に政府との闘争を任せるべきだ。「先輩が後輩を保護し問題を解決できず、次の世代にビジョンを提示できなかったことは、申し訳なく、恥ずかしい。今、最も被害を受けているのは医学生だ。たとえ未完の段階であっても、学業の殿堂に復帰することを切に願う」。21日、高麗大学医学部教授たちが出した非常対策委員会の声明の一部だ。現状を正しく評価していることはもとより、医学生たちを心から心配する師の思いが感じられる。学生が学校に戻ることは「勝ち負け」の問題ではない。医学部定員増の方針に反発する医学生の声も、学校の外ではなく学校の中で学生の本分を尽くす時、より力を持つ。先輩医師も後輩医学生が学校に復帰できるよう退路を開いてやらなければならない。大規模な留年・除籍事態を防ぐことが、未来の医療を救う道だ。
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「専攻医らは、研修病院を辞めても医師免許を持って働くことができる。一方、私たちは代替案もなく応じないことで除籍されたら、医学生の地位を失う。誰も責任を取ってくれないのではないか。1年も闘争したなら、もう十分だと思う」
全国40校のほとんどの医学部が同盟休学中の医学生の復帰期限を31日までとしている中、除籍の危機に瀕したある医学生がコミュニティに書いた文章の一部だ。実際に1年以上も同盟休学を続けてきた全国の医学生の「団結」が揺らいでいるようだ。21日までに復帰申請を受け付けた高麗(コリョ)大学と延世(ヨンセ)大学の医学部は、在籍生の半数近くが復学届を提出した。延世大学医学部の場合、昨年入学するやいなや同盟休学に入った24年度入学生の復帰率が最も高いという。
強硬な姿勢だった医学生の動きに「復帰」という変化が生じたのは、「今月末までに復帰しなければ除籍」というカードを切った政府と各大学の強硬な立場が大きく影響した。全国40校の医学部のうち35校が、政府の医学部定員増の方針に反発し、1年以上学校に戻らない学生の休学届を21日までに差し戻した。ほとんどの医学部が31日までに1学期の登録および復学申請を締め切る。高麗大学と延世大学、チャ医科大学は未登録の医学生に24日、除籍予定通知書を発送した。
ソウル大学をはじめとするほとんどの医学部が、復帰期限を今週中に設定した。依然として多くの医学生が「除籍」がかかった復帰問題をめぐり苦悩している。復帰をためらうのは、「裏切り者の烙印」を押されることを懸念するからだという。このような状況のため、医療界内部でも「後輩の未来を台無しにする無責任な闘争をやめ、医学生が復帰するよう説得すべきだ」という声が高まっている。
医療界の強硬派として知られる大韓医師協会京畿道(キョンギド)医師会のイ・ドンウク会長が代表的だ。イ氏は24日、医師数百人が集まるオンライン団体チャットルームで、「(留年や除籍など)危機に瀕している医学生を助ける計画がないなら、前途有望な医学生は(授業拒否を)やめて帰れと言うのが大人の道理だ」とし、「医学生にこれ以上頼らないでほしい」と訴えた。
もっともなことだ。辞職後、再就職が可能な専攻医と異なり、医学生は医師免許がない。大学で除籍されれば再入学も容易ではない。先輩医師は後輩たちの未来を責任も取れないのに、除籍の危機に瀕した医学生に闘争ばかりを強要してはならない。医学生たちも現実を自覚し、先輩医師に政府との闘争を任せるべきだ。
「先輩が後輩を保護し問題を解決できず、次の世代にビジョンを提示できなかったことは、申し訳なく、恥ずかしい。今、最も被害を受けているのは医学生だ。たとえ未完の段階であっても、学業の殿堂に復帰することを切に願う」。
21日、高麗大学医学部教授たちが出した非常対策委員会の声明の一部だ。現状を正しく評価していることはもとより、医学生たちを心から心配する師の思いが感じられる。学生が学校に戻ることは「勝ち負け」の問題ではない。医学部定員増の方針に反発する医学生の声も、学校の外ではなく学校の中で学生の本分を尽くす時、より力を持つ。先輩医師も後輩医学生が学校に復帰できるよう退路を開いてやらなければならない。大規模な留年・除籍事態を防ぐことが、未来の医療を救う道だ。
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