
米ホワイトハウスのリチャード・グレネル北朝鮮・ベネズエラ特任大使(写真)は、ドナルド・トランプ米大統領について、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記と一緒に登場できる人だ」と述べた。
グレネル氏は21日(現地時間)、ワシントン近隣のメリーランド州オクソンヒルで開催された保守政治行動会議(CPAC)行事で、「(北朝鮮との)対話は、(米国が)弱いという意味ではない。対話は目標に至る戦略だ」と言い、米朝首脳外交の再開の重要性を主張した。トランプ大統領と金総書記の親交を強調すると同時に、第2次トランプ政権でバイデン政権の時に断絶された北朝鮮との外交を再開する用意があることを示唆した発言と解釈される。
グレネル氏また、「トランプ政権は、(他国の)政権交代を試みない」とし、「各国政府をありのままに相手にする」と話した。一部から、第2次トランプ政権が北朝鮮に対する先制打撃や政権交代(Regime change)などに踏み切る可能性があるという観測を提起したことに一線を画したのだ。
申晋宇 niceshin@donga.com






