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「今季限りで引退」発表の金軟景、興国生命の優勝を見ることはできるのか

「今季限りで引退」発表の金軟景、興国生命の優勝を見ることはできるのか

Posted February. 15, 2025 09:45,   

Updated February. 15, 2025 09:45

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「バレーボール女帝」金軟景(キム・ヨンギョン、37、興国生命)が今シーズンを最後にバレーボールコートを去る。

金軟景は13日、本拠の仁川三山(インチョン・サムササン)ワールド体育館で行われたGSカルテックスとのプロバレーボールVリーグ試合が終わった後、「成績と関係なく今シーズンが終わったら引退することにした」と発表した。金軟景は「これまでいろいろと考えたけど、今が良い時期だと思った。バレーボール選手生活を無事終えて、自分の人生を生きるために引退を選択することになった」と付け加えた。

金軟景は2シーズン前から慎重に引退時期を悩んできた。これに先立って、昨シーズンが終わった後、引退することを決めたが、家族と周辺に引き止められて現役延長を宣言した。対外的には優勝への熱望が引退の意志をくじいたと受け止められたが、それよりはファンと別れの挨拶を交わす時間が足りなかったという気持ちの方が強かった。

今季に入って引退の気持ちがさらに強くなり、金軟景はシーズン半ばの昨年12月頃、引退計画を発表したい意向を周りに伝えたという。しかし、当時チームが3連敗に陥り、発表時期を悩んできた。そうするうちに最近チームが8連勝で首位の座を堅く守り、この日直接引退の意向を発表することになった。

興国(フングク)生命は今季レギュラーリーグ8試合を含め、ポストシーズンまで10試合あまりを残している。金軟景は、「シーズンがあまり残っていないだけに、もっと多くの方々に私の最後の試合を見てもらいたい」と話した。

金軟景は引退後の進路について指導者、行政家、テレビ業界などをめぐって悩んでいる。現在、韓国放送通信大学の生活体育指導科に在籍中だ。昨年は自分の名を冠した慈善財団「KYKファウンデーション」を設立した。金軟景は5月、財団が主催するイベント大会「KYKインビテーショナル」期間に引退式を行う計画だ。

金軟景の引退宣言で興国生命が今季優勝しなければならない理由はさらに明確になった。興国生命は最近、2季連続でチャンピオン決定戦に進出したものの準優勝にとどまった。2005~2006シーズンデビューするやいなやチームの統合優勝を導き、Vリーグ史上唯一新人選手賞、レギュラーリーグ最優秀選手(MVP)、チャンピオン決定戦MVPを総なめした金軟景がどんな姿でコートを去るのか注目が集まっている。


姜泓求 windup@donga.com