
現代(ヒョンデ)自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長が、米男子ツアー(PGA)大会でトランプ米大統領の長男であるドナルド・トランプ・ジュニア氏(48)と会った。2人は試合を見ながら、2時間ほど会話したという。
13日、自動車業界などによると、鄭会長は12日(現地時間)、米サンディエゴ・トーリーパインズゴルフ場で開かれたPGAツアートーナメント大会「2025ジェネシス・インビテーショナル」の付属行事で、トランプ・ジュニア氏と会った。付属行事では、トランプ・ジュニア氏の娘であるカイ・トランプさん(18)がゴルフ選手のローリー・マキロイと共にゴルフラウンドを行った。大会のスポンサー代表である鄭氏は、トランプ・ジュニア氏と一緒にこのラウンドを見守ったという。
鄭氏が会ったトランプ・ジュニア氏は、トランプ政権の実力者に挙げられる。トランプ氏は、就任前日の先月19日の祝賀集会で家族に感謝の意を伝え、トランプ・ジュニアについて別途コメントするほど、今回の大統領選でも重要な役割を果たしたとされる。また、J.D.ヴァンス副大統領をトランプ氏に推薦するなど政府に及ぼす影響も大きいと評価される。
業界では、2人が現在の米政府の関税政策と現代自動車グループの対米投資状況などについて話し合ったものと見ている。現代自グループは2022年以降、米国に26兆ウォンを投資することを決定するなど対米投資を強化している。米ホワイトハウスも、政府の「普遍関税」政策の広報手段として現代製鉄の米国現地製鉄所の建設などを取り上げるなど、相互の戦略的協力関係が強化されている様子だ。
キム・ヒョンミン記者 kalssam35@donga.com