
孫興民(ソン・フンミン)のトッテナム・ホットスパー(イングランド)がUEFAヨーロッパリーグ(EL)16強に直行した。
トッテナムは31日、英国ロンドンのトッテナム・ホットスパースタジアムで行われた今季ELリーグフェイズ第8戦でIFエルフスボリ(スウェーデン)を3-0で下した。トッテナムは5勝1敗2分け(勝ち点17)を記録し、4位で決勝トーナメントに進出した。今季からELは36チームがリーグフェーズを戦い、上位8チームが16強入りし、9~24位がプレーオフ(PO)を経て16強チケットを争う方式で行われる。エルフスボリは最終順位26位でトーナメント進出に失敗した。
孫興民は左FWとして出場し、前半を通して相手のゴールポストを脅かしたが、得点には絡めなかった。前半8分、左のペナルティーエリア近くで守備を左右に揺さぶりながら突破を試みた孫興民は、相手の足にかかって転倒し、FKを得た。キッカーを務めた孫興民は、ゴールポストに向かって低く蹴ったが、守備に阻まれ、ゴールポストをこじ開けることはできなかった。孫興民はその後、パスで何度もチャンスを作ったが、ゴールにはつながらなかった。孫興民は前半を終えて、デヤン・クルセブスキと交代した。
スポーツデーターを提供する「Opta(オプタ)」は、孫興民がドリブルで10回突破に成功したと解析した。これは欧州リーグ史上最多となる前半でのドリブル突破数だ。孫興民の次にドリブル突破が多かった選手はトッテナムのマイキー・ムーアで3回。サッカーデータ専門サイト「フースコアドドットコム」は、後半に出場しなかった孫興民にチーム内で最も高い8.3を、「FotMob」は8.5の採点をつけた。
トッテナムは後半25分にデーン・スカーレット、後半40分にダモラ・アザイ、後半アディショナルタイムにムーアがそれぞれゴールを決めて完勝を収めた。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com