
19日、ソウル西部地裁で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を支持するデモ隊が起こした「裁判所乱入」により、警察官が負傷し、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の車両が破損した。一部の公捜処の捜査員は、服が引き裂かれ暴行を受けた。
警察庁などによると、18、19日の両日間、裁判所周辺でのデモと裁判所に乱入する過程で、警察機動隊員など警察官42人が負傷し、7人は重傷を負った。公捜処の車両と捜査官も被害を受けた。18日午後8時頃、令状実質審査が終わった後、裁判所から退出する公捜処の車両2台がデモ隊に囲まれた。デモ隊は車両のフロントガラスに「弾劾無効、李在明(イ・ジェミョン)拘束」と書かれたプラカードを貼り、「公捜処解体」を連呼しながら車体を激しく振動させた。デモ隊は太極旗の棒などで公捜処車両の窓ガラスを割り、タイヤをパンクさせた。
公捜処は警察に協力を求めたが、当時、現場に出動していた警察官もデモ隊に殴打され負傷したという。公捜処は「公捜処や検事などが搭乗した車両2台がデモ隊の阻止で破損し、公捜処の職員が脅迫される状況が発生した」とし、「このような行為に対する採証資料に基づき、警察に厳重な処罰を要請する方針だ」という立場を明らかにした。
公捜処は今回の事件について遺憾の意を表明した。公捜処の関係者は19日、「司法システムを通じて解決しようとせず、法治を否定するものだ」とデモ隊を批判した。公捜処の捜査チームに対する身辺保護問題も検討すると明らかにした。18日、消防当局には裁判所乱入と関連して負傷通報が計41件寄せられた。このうち12人が病院に搬送され、残りは搬送を拒否するか現場から立ち去った。
今回の事件は、公権力が群衆に踏みにじられた前例のない事例だと指摘する声もある。これまで司法部の判決や決定に不満や批判が提起されたことはあったが、暴力と物理的な力を直接行使した事例はなかったからだ。実際に警察官数名が負傷したため、加担した人に対する捜査と処罰は避けられないという見方も出ている。
イ・スヨン記者 lotus@donga.com






