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「アパート」のロゼ、新アルバムのPVで注目の俳優と恋人を演技

「アパート」のロゼ、新アルバムのPVで注目の俳優と恋人を演技

Posted December. 09, 2024 08:37,   

Updated December. 09, 2024 08:37

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「I’ll never forgive you for one thing my dear, You wasted my prettiest years.(ハニー、絶対に許せないことの一つは、あなたが私の一番きれいな時期を無駄遣いにしたことよ)」

ガールズグループBLACKPINKのメンバー、ロゼが6日発売したレギュラーアルバム「Rosie」のタイトル曲「Toxic Till The End」の歌詞の一部だ。元彼氏と有害な関係を維持しながら経験した感情消耗を表現した曲だ。悲しい歌詞とは反対の軽快なメロディーが、ロゼの切ない声と調和し、独特な感じを醸し出す。ロゼはこの曲のプロモーションビデオで、アメリカドラマ「ゴシップガール」に出演した俳優エヴァン・モックと一緒に恋人を演じて話題となった。

米国のポップスター、ブルーノ・マーズと作ったシングル「APT.(アパート)」で世界的なブームを起こしたロゼが、レギュラーアルバムを披露した。今回のアルバムは、「アパート」をはじめ、先行公開曲「Number One Girl」「Toxic Till The End」など全曲(12曲)がロゼが作詞・作曲に参加した曲で構成されている。ロゼの経験に基づいて、20代が経験しそうな率直な悩みを盛り込んだのが特徴。ロゼは、「アルバム名『Rosie』は、近い知人たちが私を呼ぶ愛称だ」とし、「今回のアルバムを通じて、多くの人々が私を身近に感じてほしい」と話した。

韓国の酒ゲームに着目し、Kポップならではの独特な感性を盛り込んだ「アパート」を除く残りのアルバムの収録曲は、一般的なポップ感を漂わせている。歌詞もほとんど英語で書かれており、グローバルファンを狙ったものと解釈される。

自分との恋愛をゲームのように思って、傷ついた気持ちを歌った「Gameboy」は、アコースティックギターと凍りついた気持ちを表現するような暗いメロディーがよく調和する。夜明けに感じられる恋人に対する切ない感情を訴えた「3am」は、強烈なグルーヴが感じられる伴奏とR&B感性が目立つ。抽象的な愛や友情よりは、率直な自分の経験談を解いた歌詞が心に響く。ただ、落ち着いたメロディーで構成された曲がほとんどなので、「アパート」ほどの強烈な感じを受けるのは難しい面がある。

ロゼは今回のアルバムで、米国ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」を狙っている。これに先立って、BLACKPINKとニュージンズなどがビルボード200で1位となったことがある。ロゼは、「アパート」でビルボードメインシングルチャート「ホット100」で、これまでのKポップ女性歌手の中で最高の8位についた。単なるピンク色のセット場で撮影し、「B級感性でキッチュ」という評価を受けた「アパート」のプロモーションビデオは、ユーチューブの再生回数が5億2000万回(8日基準)を超えている。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com