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盧素英氏の「アートセンターナビ」はSK社屋から退去、ソウル地裁が判決

盧素英氏の「アートセンターナビ」はSK社屋から退去、ソウル地裁が判決

Posted June. 22, 2024 08:58,   

Updated June. 22, 2024 08:58


SKイノベーションが、アートセンターナビの盧素英(ノ・ソヨン)館長(63・写真)が運営するアートセンターナビを相手取って、ソウル鍾路区(チョンノグ)のSK社屋から出てほしいとして起こした退去要請訴訟で、裁判所がSK側の肩を持った。

ソウル中央地裁民事36単独イ・ジェウン部長判事は21日、SKイノベーションがアートセンターナビ美術館を相手に起こした不動産引渡しなどの請求訴訟で、「アートセンターナビは、SKイノベーションに不動産を引き渡し、約10億ウォンの損害賠償金を支給せよ」と原告一部勝訴の判決を下した。

裁判所は、「契約で定めた日付により適法に解約したので、アートセンターナビはこれを引き渡す義務がある」と判断した。SK側が2019年9月26日に契約解約日を決めて書面で通知したので、この日から約42ヵ月間の賃貸料と管理費など10億4560万ウォンと、これに対する遅延損害金を支給せよと判決した。

アートセンターナビ側は、「(今回の訴訟は)SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長の盧氏に対する個人的感情によって提起されたもので、盧氏を不当に追い出そうとする権力乱用行為だ」と主張した。しかし裁判所は、「契約にともなう解約通知と不動産引渡しの請求に過ぎず、SKグループから不当に追い出そうとする試みとは受け止めがたい」と判断した。

判決直後、アートセンターナビ側の法律代理人は、「25年前に崔会長の要請で、美術館を(SKビルに)移転したものなのに、度を過ぎているという気がする。控訴するかどうかについて考えてみる」と明らかにした。


チェ・ミソン記者 cms@donga.com