創造力は高いが自信はない最近の子どもたち
Posted June. 20, 2024 08:49,
Updated June. 20, 2024 08:49
創造力は高いが自信はない最近の子どもたち.
June. 20, 2024 08:49.
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韓国の青少年が創造的思考力は高い一方、自信は低いという国際比較研究結果が出た。経済協力開発機構(OECD)が主管する「OECD生徒の学習到達度調査」(PISA)の下位部門である「創造的思考力評価」で、韓国の生徒が調査に参加した64ヵ国中、シンガポールに次いで2位を占めた。一方、創造的思考力に対する「自己効力感」は49位で最下位だった。今回の結果は、韓国の生徒は勉強は得意だが、創造性は劣るという通説を覆すもので、喜ばしいことだ。OECD加盟国のうち28ヵ国を含む64ヵ国の15歳の生徒が参加した今回の調査で、韓国の生徒「多様なアイデア作り」「アイデア評価と改善」「社会的問題解決」「科学的問題解決」などの項目で高得点を獲得した。しかし、創造的に問題を解決できるという自信は比較的不足していた。昨年2020年に発表された国際教育到達度評価学会(IEA)の評価でも、韓国の生徒が数学と科学の達成度は最上位圏だが、2つの科目に対する自信と興味は世界平均より低いという結果が出たことがある。評価結果を見ると、創造的思考力の点数が高い国の生徒が自信の点数は低い傾向がある。優秀な生徒ほど達成目標が高いため、自信にマイナスの影響を与えたのだろう。東洋圏の国々の生徒の自信は全体的に低く、これは幼少期から謙虚さを重視する文化が影響していると思われる。欧米の大学の東洋圏の留学生が授業中に質問もあまりせず、正確に知らないと答えない傾向があることは広く知られている事実だ。成績競争が激しく、正解でなければすべて誤った解答として処理する評価体系、ちょっとしたミスで合否が決まる韓国特有の入試文化も生徒を萎縮させたのだろう。能力に比べ自信がない人は、驕ることなく、何事にも徹底的に準備する長所がある。しかし、無限の可能性を持っていても、失敗を恐れて挑戦しないために達成のチャンスを失ってしまうのは、生徒個人にとっても国家的にも不幸なことだ。子どもたちが大きな夢を抱き、才能を存分に発揮できるように、知的能力だけでなく、体と心の筋力もしっかり育てなければならない。
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韓国の青少年が創造的思考力は高い一方、自信は低いという国際比較研究結果が出た。経済協力開発機構(OECD)が主管する「OECD生徒の学習到達度調査」(PISA)の下位部門である「創造的思考力評価」で、韓国の生徒が調査に参加した64ヵ国中、シンガポールに次いで2位を占めた。一方、創造的思考力に対する「自己効力感」は49位で最下位だった。
今回の結果は、韓国の生徒は勉強は得意だが、創造性は劣るという通説を覆すもので、喜ばしいことだ。OECD加盟国のうち28ヵ国を含む64ヵ国の15歳の生徒が参加した今回の調査で、韓国の生徒「多様なアイデア作り」「アイデア評価と改善」「社会的問題解決」「科学的問題解決」などの項目で高得点を獲得した。しかし、創造的に問題を解決できるという自信は比較的不足していた。昨年2020年に発表された国際教育到達度評価学会(IEA)の評価でも、韓国の生徒が数学と科学の達成度は最上位圏だが、2つの科目に対する自信と興味は世界平均より低いという結果が出たことがある。
評価結果を見ると、創造的思考力の点数が高い国の生徒が自信の点数は低い傾向がある。優秀な生徒ほど達成目標が高いため、自信にマイナスの影響を与えたのだろう。東洋圏の国々の生徒の自信は全体的に低く、これは幼少期から謙虚さを重視する文化が影響していると思われる。欧米の大学の東洋圏の留学生が授業中に質問もあまりせず、正確に知らないと答えない傾向があることは広く知られている事実だ。成績競争が激しく、正解でなければすべて誤った解答として処理する評価体系、ちょっとしたミスで合否が決まる韓国特有の入試文化も生徒を萎縮させたのだろう。
能力に比べ自信がない人は、驕ることなく、何事にも徹底的に準備する長所がある。しかし、無限の可能性を持っていても、失敗を恐れて挑戦しないために達成のチャンスを失ってしまうのは、生徒個人にとっても国家的にも不幸なことだ。子どもたちが大きな夢を抱き、才能を存分に発揮できるように、知的能力だけでなく、体と心の筋力もしっかり育てなければならない。
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