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「子どもたちの体育活動が消えた…」 チャンネルAのドキュメンタリー「イカゲームが消えた」8日放送

「子どもたちの体育活動が消えた…」 チャンネルAのドキュメンタリー「イカゲームが消えた」8日放送

Posted June. 07, 2024 08:43,   

Updated June. 07, 2024 08:43


運動場で思いっきり走り回る子供を見かけなくなった時代だ。学校の体育が崩壊したと懸念する声が出て久しい。146ヵ国の青少年(11~17歳)の運動実態を調べた結果(世界保健機関2016年)、韓国は最も運動しない国に挙げられたが、状況が改善されたという話は聞こえない。

子供たちの日常で生活体育が「行方不明」になった今の現実を診断し、具体的な代案を提示するチャンネルAの特別企画3部作ドキュメンタリー「イカゲームが消えた」が8日から毎週土曜日午前11時に放送される。

初回では体育活動が不足している青少年の現実を指摘し、学校や地域社会、公共機関の取り組みを紹介する。大韓アーチェリー協会と提携してアーチェリー授業を開設した慶尚北道漆谷郡(キョンサンプクト・チルゴクグン)のハクリム小学校など、体育授業への興味を高めようとする様々な取り組みを伝える。15日の第2回では性別、体格などと関係なく誰でも楽しめる「ニュースポーツ」を紹介する。重くて硬いため、ケガの恐れがあるハンドボールボールを柔らかいスポンジ材質に変えた「ハンドボール」などを見せながら普及型体育活動の必要性を指摘する。22日の最終回では障害のある児童など体育脆弱階層を支援する文化体育観光部の「スポーツ有望株特技奨励金」をはじめ様々なスポーツ教育政策について調べる。

MCとナレーションは俳優のパク・ジェミンさん(写真)が担当した。ソウル大学体育教育学科を出て、米ジョージタウン大学大学院で修士とソウル大学大学院で博士(グローバルスポーツマネジメント学)を取得している芸能界の代表的なスポーツ専門家だ。パクさんは、「スポーツ活動が勉強の邪魔になるという二分法的な視線が蔓延している。しかし体育と勉強は相互対立関係ではなく相互補完関係にある」とし、「健康とスポーツに関する社会的な再議論がなされなければならない時だと考えて出演を決めた」と話した。そのうえで「1部に登場する高校生チェ・ジュウン君が学校にバスケットボール部開設を建議し、体育教師がこれを積極的に支持する姿は視聴者に響きを与えるだろう」と付け加えた。チャンネルAのチョン・ギョンナムPDは、「特別な道具がなくても運動場で遊んでいた時代の遊び文化を最近の子供たちに返してあげたい気持ちから番組を作った。子どもたちの体育活動が増えることを期待する」と話した。


イ・ジユン記者 leemail@donga.com