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KLO部隊の老兵、73年ぶりに花郎武功勲章を受章

KLO部隊の老兵、73年ぶりに花郎武功勲章を受章

Posted June. 04, 2024 08:46,   

Updated June. 04, 2024 08:46


韓国戦争当時、米軍の遊撃・諜報部隊の一員として敵陣を突破し、大きな戦功を挙げた参戦勇士が73年ぶりに花郎(ファラン)武功勲章を受章した。

国防部は3日、京畿道光明市(キョンギド・クァンミョンシ)のパク・チュンアム氏(92)の自宅を訪問し、花郎武功勲章を授与したと発表した。パク氏は韓国戦争当時、第8240部隊(ケロ部隊=KLO)傘下のウルパック3部隊の情報係長として、黄海道(ファンヘド)一帯で敵の後方撹乱と補給路遮断、諜報収集など様々な任務を遂行した。

第8240部隊は、主要施設の破壊や火力誘導などの非正規的任務のため、1951年2月、駐韓国連軍傘下に創設された。

パク氏は1951年6月、任務遂行中に遊撃隊員とともに敵と交戦し、22人を射殺し、車両11台を破壊する戦果をあげたという。また、軍によると同年7月には、敵の群衆大会の現場を奇襲し、多数の幹部を捕えるなど、英雄的な活躍をしたという。

遊撃作戦で敵の後方を撹乱するなど大きな功績を挙げたものの、米軍所属の遊撃・諜報部隊員だったため正確な記録が残っておらず勲章を受けることができなかったが、国防部が最近史料調査を通じて功績を発掘し花郎武功勲章の受勲者となった。

この日、勲章を直接伝達した国防部のオ・ヨンデ人事企画官は「遅すぎたが、今からでも勲章を差し上げることができて幸いに思う」とし、「今後も先輩戦友一人一人の尊い犠牲と戦闘功績が無駄にならないよう最善を尽くして功労者を発掘していきたい」と話した。

国防部は韓国戦争に参戦して功績を挙げたにもかかわらず、叙勲されなかった参戦勇士の功績を審査し、2011年から毎年追加叙勲を進めている。今年まで約310人が勲章を授与された。


尹相虎 ysh1005@donga.com