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ロンドンに行った李康仁「軽率な行動」と謝罪、孫興民「康仁を許してほしい」

ロンドンに行った李康仁「軽率な行動」と謝罪、孫興民「康仁を許してほしい」

Posted February. 22, 2024 08:38,   

Updated February. 22, 2024 08:38

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サッカ-国家代表チ-ムの主将、孫興民(ソン・フンミン、32)と胸ぐらをつかむ騒動を起こしたことで世論の厳しい非難を浴びた李康仁(イ・ガンイン、23)が、孫興民を直接訪ねて謝罪した。孫興民は謝罪を受け入れた。

李康仁は21日午前、インスタグラムに「アジアカップで私の考え不足と軽率な行動で興民さんをはじめ代表チームの全員とサッカーファンの皆さんに大きな失望を与えた」とし、「興民さんを直接訪ねて心から謝罪することが重要だと考えた。ロンドンを訪れた私を快く迎えてくれた興民さんにもう一度感謝申し上げる」とつづった。孫興民と胸ぐらをつかむ騒動を起こしてから15日目のことだ。

李康仁はメディアに孫興民との騒動が報じられた14日にもインスタグラムに謝罪文を投稿した。当時は孫興民との口論について「言い争い」と書いた。謝罪の対象も孫興民ではなく、サッカーファンだった。投稿も24時間が過ぎれば自動的に削除されるようにした。このためにサッラーファンの間では「真剣な謝罪ではない」という非難が続き、李康仁は一週間後に再び2回目の謝罪文を掲載した。李康仁は最初の謝罪文では「孫興民さん」と書いたが、この日の2番目の投稿では苗字を除いて「興民さん」と書いた。

李康仁は、「興民さんが主将として兄貴として、またチームメイトとして結束のために私にした忠告を耳を傾けず、自分の意見だけを主張した」とし、「あの日の食事の席で絶対にしてはならない行動をした。今振り返ってみても絶対にしてはいけない行動だった。深く反省している」とつづった。

二人はヨルダンとのアジア杯準決勝を翌日に控えた5日(現地時間)、カタ-ル・ドーハのホテルの食堂で、互いに胸ぐらをつかんで争った。李康仁を含めた一部の後輩が夕食を先に終えて、ホテル内の休憩空間で卓球をしたのが発端となった。孫興民が、「明日試合があるんだからコンディション管理のために休んだ方が良いよ」と言ったが、李康仁が「なぜ俺の休憩時間を妨害するのか」という趣旨で言って反発し、小競り合いになった。李康仁は代表チームの他の先輩たちとチームメイトにも謝罪した。李康仁は「先輩たちとチームメイトたちに接する時の言動に配慮と尊重が足りなかったことを反省している。もっと正しい態度と礼儀を身につけることを約束した」と書いた。

李康仁の投稿から1時間10分後に孫興民もインスタグラムにコメントを投稿した。自分を訪ねてきた李康仁と笑顔で一緒に撮った写真も掲載した。孫興民は、「康仁が心から反省し、私をはじめ代表チームのすべての選手に対して心からの謝罪をした」とし、「あの出来事以後、康仁が大変厳しい時間を過ごしている。一度だけ寛大な心で許してほしい。代表チームの主将としてぜひお願いしたい」と訴えた。李康仁は孫興民との争いが知らされてから、「代表資格を剥奪せよ」など激しい世論の批判を浴びた。李康仁を広告モデルに使ったアラチチキンは、李康仁と再契約しないことにした。ホームぺージでも李康仁関連のコンテンツを削除した。大手通信会社のKTも、李康仁をモデルにしたプロモーション広告ポスターを下ろした。李康仁が所属するパリ・サンジェルマン(PSG)の試合を国内に中継するオンライン動画配信サービス(OTT)会社のクーパンプレイは、18日に行われたPSG対ナントの試合を予告しながら、以前とは違って李康仁の写真や字幕を出さなかった。

孫興民は「私も若い時にミスもしてよろしくない姿を見せたことがあったが、その度に良い先輩たちの厳しいアドバイスを受けたおかげで、今の自分がいる」とし、「代表チームの先輩としてまた主将として、康仁がより良い人、より良い選手に成長できるよう、そばで特別に世話をしていく」とも。また、「私の行動について、よくやったとは思わない」としながらも「私はチームのためにそのような、嫌な行動もしなければならないのが主将の本分だという立場であり、再び同じ状況に置かれたとしてもチームのために行動するだろう」と書いた。


金培中 wanted@donga.com