三星電子とLG電子、新しいドル箱の電装事業で好業績
Posted December. 26, 2023 08:21,
Updated December. 26, 2023 08:21
三星電子とLG電子、新しいドル箱の電装事業で好業績.
December. 26, 2023 08:21.
by パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com.
三星(サムスン)電子とLG電子が新しいドル箱として育成している電装(自動車に備え付けられる電気∙電子機器)事業が不景気の中で高成長を続け、注目を集めている。家電需要の萎縮などによって情報技術(IT)業界が低迷する中でも、電装事業は過去最高の業績が期待されている。電子業界によると、25日、三星電子の電装事業の子会社ハーマンとLG電子の電装事業を担当するVS事業本部が、それぞれ今年過去最高の実績を出す見通しだという。ハーマンの今年第1-3四半期(1―9月)の累積営業利益は8300億ウォンで、すでに昨年の年間営業利益8800億ウォンに迫っている。同期間の売上高は10兆4700億ウォンで、前年同期(9兆5900億ウォン)比9%増となった。今年第3四半期までの同社の業績は、三星電子全体の営業利益の22%、売上高の5.5%を占めている。ハーマンの第4四半期(10~12月)の営業利益は3000億ウォン程度と予想され、年間営業利益が初めて1兆ウォンを突破する見通しだ。年間売上高も今の傾向が続けば、昨年(13兆2100億ウォン)の記録をはるかに上回る見通しだ。同社は今年、デジタルコックピット(デジタル化した自動車運転空間)と車載オーディオ、コネクティビティ、ディスプレイなどで好業績を収めたものと評価される。特に高級車中心の受注戦略が功を奏したという分析が出ている。LGがグループの将来のドル箱事業として電装事業を選定し、2013年にスタートしたLG電子のVS事業本部もこの10年間の投資成果が本格的に現れている。VS事業本部の昨年の売上高は8兆6496億ウォンだったが、今年は史上初めて10兆ウォンを超える見通しだ。同事業本部の今年の営業利益は1700億ウォンを超える見通しで、昨年の営業利益(1696億ウォン)よりさらに増加することが確実視される。LG電子は車載インフォテインメントシステムと車両用照明システム、電気自動車パワートレイン(動力装置)など未来自動車の核心部品分野で成果を出した。特に最近、電気自動車の需要が鈍化しているにもかかわらず、LG電子の今年末の受注残高は100兆ウォン台に達するものと推定されている。電子業界の関係者は「半導体不況や家電需要の減少など厳しい状況が続く中、電装の成長は励ましになる」とし「両社とも新型コロナ感染症の期間中に電装に多額の投資を行ったが、その成果が現れている」と話した。
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三星(サムスン)電子とLG電子が新しいドル箱として育成している電装(自動車に備え付けられる電気∙電子機器)事業が不景気の中で高成長を続け、注目を集めている。家電需要の萎縮などによって情報技術(IT)業界が低迷する中でも、電装事業は過去最高の業績が期待されている。
電子業界によると、25日、三星電子の電装事業の子会社ハーマンとLG電子の電装事業を担当するVS事業本部が、それぞれ今年過去最高の実績を出す見通しだという。ハーマンの今年第1-3四半期(1―9月)の累積営業利益は8300億ウォンで、すでに昨年の年間営業利益8800億ウォンに迫っている。同期間の売上高は10兆4700億ウォンで、前年同期(9兆5900億ウォン)比9%増となった。今年第3四半期までの同社の業績は、三星電子全体の営業利益の22%、売上高の5.5%を占めている。
ハーマンの第4四半期(10~12月)の営業利益は3000億ウォン程度と予想され、年間営業利益が初めて1兆ウォンを突破する見通しだ。年間売上高も今の傾向が続けば、昨年(13兆2100億ウォン)の記録をはるかに上回る見通しだ。
同社は今年、デジタルコックピット(デジタル化した自動車運転空間)と車載オーディオ、コネクティビティ、ディスプレイなどで好業績を収めたものと評価される。特に高級車中心の受注戦略が功を奏したという分析が出ている。
LGがグループの将来のドル箱事業として電装事業を選定し、2013年にスタートしたLG電子のVS事業本部もこの10年間の投資成果が本格的に現れている。VS事業本部の昨年の売上高は8兆6496億ウォンだったが、今年は史上初めて10兆ウォンを超える見通しだ。
同事業本部の今年の営業利益は1700億ウォンを超える見通しで、昨年の営業利益(1696億ウォン)よりさらに増加することが確実視される。LG電子は車載インフォテインメントシステムと車両用照明システム、電気自動車パワートレイン(動力装置)など未来自動車の核心部品分野で成果を出した。特に最近、電気自動車の需要が鈍化しているにもかかわらず、LG電子の今年末の受注残高は100兆ウォン台に達するものと推定されている。
電子業界の関係者は「半導体不況や家電需要の減少など厳しい状況が続く中、電装の成長は励ましになる」とし「両社とも新型コロナ感染症の期間中に電装に多額の投資を行ったが、その成果が現れている」と話した。
パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com
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