自宅で大麻を栽培し、キムチチゲにも入れて食べた２０代男に懲役２年２ヵ月

自宅で大麻を栽培して吸引し、料理に入れて食べた２０代の男性が逮捕され、実刑を言い渡された。

１０日、法曹界によると、ソウル西部地裁刑事合議１１部（裵星中部長判事）は１日、麻薬類管理法違反（大麻）容疑で起訴されたパク被告人（２９）に懲役２年６ヵ月を言い渡し、４０時間の薬物中毒リハビリ教育プログラムの履修を命じた。

判決文によると、パク被告人は昨年１月、ソウル龍山区（ヨンサンク）近くの路地でベトナム国籍の外国人から大麻の種子１３個を２０万ウォンで購入した。その後、パク被告人は自宅で大麻を栽培し、１０回にわたり吸引し、１１回にわたって料理に入れて食べるなどの方法で摂取した疑いを受けている。パク被告人が大麻を利用して作った料理は、キムチチゲ、サラダ、キムパプ、大根スープ、生春巻き、パスタなど様々だった。

パク被告人は自宅で大麻を栽培するために、テントや照明施設、デジタルスケール、換気口などの専門設備まで備えていたことが分かった。パク被告人は警察の捜査で、「２０２０年に放送された米国の料理コンテストで、大麻を様々な料理に材料として使用するのを真似た」と供述したという。

パク被告人は２０１８年３月から１９年８月まで４５回にわたり大麻１２１.３グラムを購入し、１回吸引した容疑で昨年８月に懲役１年、執行猶予２年を言い渡された。裁判所は、「同種の前科による執行猶予期間にもかかわらず、反省せず再犯に至ったため、被告人に対する厳重な処罰は避けられない」と述べた。


ソン・ジュンヨン記者 hand@donga.com