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バイデン氏と習主席、首脳会談で米中軍事対話を再開へ

バイデン氏と習主席、首脳会談で米中軍事対話を再開へ

Posted November. 15, 2023 08:55,   

Updated November. 15, 2023 08:55

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昨年8月のペロシ米下院議長の台湾訪問に中国が反発し、断絶した米国と中国の軍事対話が、15日(現地時間)、米サンフランシスコで行われるバイデン米大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談を機に、再開される可能性が高まっている。

米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日、「バイデン大統領が首脳会談後、軍事対話の再開に進展があったかどうか報告できるだろう」とし、「中国とこの問題について建設的な対話を行った」と明らかにした。日本の共同通信も14日、情報筋を引用し、両国首脳が「軍同士の対話について一部再開で合意する見通し」と伝えた。 

米国は、軍事対話が再開されない場合、台湾、南シナ海などで偶発的な事態が発生する可能性があると懸念してきた。今年6月に中国を訪問して習氏に会ったブリンケン米国務長官もこれを強く要請したが、中国は拒否した。このような状況で、バイデン政権が今回の会談の核心課題として掲げた軍事対話の再開に青信号が灯り、両国関係が安定段階に入るという期待が高まっている。

米国の禁輸措置に反してロシアに兵器を輸出したとして2018年に米国の制裁を受けた李尚福国防相が先月末に解任されたことも、軍事対話再開に対する楽観論を強めている。中国は李氏に対する制裁解除を求めたが、米国が拒否し、両国の緊張が高まった。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com