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北朝鮮がロシアに送ったコンテナ「砲弾なら30万発」、政府筋が見解示す

北朝鮮がロシアに送ったコンテナ「砲弾なら30万発」、政府筋が見解示す

Posted October. 17, 2023 08:28,   

Updated October. 17, 2023 08:28

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北朝鮮が最近、ロシアに貨物船でコンテナ1千個分の軍事物資を供与したことを米ホワイトハウスが発表した中、これらのコンテナにすべて砲弾が入っていると仮定すると30万発にのぼると、政府が分析した。

国防部は16日、報道資料を通じて、「ホワイトハウスが公表した海上コンテナを利用した朝ロ間の軍事物資の輸送は事実」とし、「コンテナの積載量を考えると、ロシアが最も必要とする砲弾数十万発に相当する膨大な量だ」と明らかにした。これに関連し、政府筋は「衛星写真に写ったコンテナのサイズなどから積載量を換算した結果、中に砲弾が入っていれば20万発台後半の量」と推定した。

現在、ロシアは152ミリ、122ミリ砲弾やRPG7対戦車ロケットランチャーなどを最も必要としているものとされる。このため、北朝鮮がロシアに送ったコンテナの中にはこれらの砲弾が入っている可能性が高いと情報当局は見ている。消息筋は、「コンテナ内部にどのような軍事物資が入っているかはさらなる分析が必要だが、軍事物資が積まれていることは確かだ」と強調した。

北朝鮮のロシアへの軍事物資の供与が確認され、一部では韓国政府もウクライナに軍事物資の支援を行う可能性が高まったのではないかという観測が流れている。趙賢東(チョ・ヒョンドン)駐米大使は15日(現地時間)、米ワシントンの駐米大使館で行われた国会外交統一委員会の国政監査で、「もしロシアの対北朝鮮軍事支援が行われれば、韓国も真摯に断固たる決定をするしかないと考える」と述べ、政府の方針変更の可能性を示唆した。

ただ、殺傷兵器を支援しないという従来の方針を撤回する気配は、政府内部ではまだないという。政府関係者は、「とりあえず、韓国政府は制裁の手綱をさらに引き締める方法で(朝ロ軍事協力に)対応する方針だ」と話した。


孫孝珠 hjson@donga.com