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大学受験で「数学」を受けない受験生の割合がここ8年で最高

大学受験で「数学」を受けない受験生の割合がここ8年で最高

Posted October. 03, 2023 08:27,   

Updated October. 03, 2023 08:27

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2024学年度の大学修学能力試験(修能)の願書を出した受験生のうち5.2%は、数学領域を受験しない。2016年以降8年ぶりに最も高い割合で、教育現場では、「随時募集の拡大」が原因として名指しされている。

2日、韓国教育課程評価院の「2024学年度の修学能力試験の志願者現状」によると、総受験生50万4588人のうち2万6505人(5.3%)は数学試験を受けない予定だ。1年前(4.2%)より1.2ポイント増えた。これは、随時選抜割合の拡大と関連があるという分析が出ている。2024学年度の大学入試の随時募集人員は27万836人で、全体募集人員(34万3609人)の78.8%を占め、過去最高だ。随時選考は、修能の2つの領域の一定等級(最低学力基準)以上の成績だけが反映される。受験生の立場では、すべての領域を受ける必要はなく、2つの領域のみ一定等級以上に達すれば基準を満たすことができる。このため、相対的に難易度が高い数学をあきらめ、英語や社会探求などに集中する受験生が増えている。

数学を受験する受験生たちは、選択科目(微分積分、幾何、確率と統計)のうち、微積分と幾何をより多く選択する傾向が現れている。微積分と幾何は難度が高く、学習量も多くなる傾向にあるが、それだけ高得点にも有利だ。主に理系の受験生がこれらの科目を選択する。今年の修能で、微積分や幾何を選択した受験生の割合は53.2%で、1994学年度の修能導入以来の最高値だ。2022学年度に文・理系統合修学能力試験が施行されて以来、一部の文系受験生も高得点を狙って、微積分や幾何を選択している。

修能前に受験生が受けられる最後の公式模擬試験であるソウル市教育庁主管の全国連合学力評価は、今月12日、全国17市道高校の3年生を対象に実施される。今回も、「キラー(超高難度)問題」の排除可否に関心が集まるものと見られる。


チェ・フンジン記者 choigiza@donga.com