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KAIST「医師科学者を育てる科学医専院を設立」

KAIST「医師科学者を育てる科学医専院を設立」

Posted September. 13, 2023 08:42,   

Updated September. 13, 2023 08:42

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KAISTは、医師でありながら人工知能(AI)などの工学まで理解する医師科学者の育成に乗り出す。KAISTは12日、工学知識をもとに医学問題を解決する医師・科学者を育成するための科学技術医学専門大学院を設立すると発表した。

KAISTが養成しようとする医師・科学者は、現場で患者の診療ではなく、科学技術研究を優先的に行う医師を意味する。コロナ禍の2020年、米ファイザーと共に新型コロナのワクチンを共同開発したドイツのウール・シャヒン、エズレム・テュレジ博士夫妻が代表的な医師科学者に挙げられる。

KAISTは、科技医専院を4年間の医務修士課程と追加の4年間の博士課程で構成した。医務修士課程では基礎臨床や工学などを学び、博士課程では深みのある科学および工学課程を習得する計画だ。現在、韓国では臨床医でない科学者の道を歩む医師は全体の1%未満で、米国などの先進国に比べるとはるかに不足している。

しかし、医療界は、天文学的資金を投入する医師・科学者の養成より、保健医療環境の改善が優先だと主張している。また、現実的に医師の数を増やしてこそ、医師科学者も養成できる。大韓医師協会のキム・イヨン報道官は、「KAISTは本当に医師工学者を育成したければ、すでに活動している医師たちが科学者の道を選択できるようにする育成政策に力を入れた方が良い」と話した。


チョン・ナムヒョク記者 チョ・ゴンヒ記者 forward@donga.com