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負傷から復帰した三星・具滋旭が絶好調、この勢いで自身初の打撃王も

負傷から復帰した三星・具滋旭が絶好調、この勢いで自身初の打撃王も

Posted August. 19, 2023 08:49,   

Updated August. 19, 2023 08:49

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投打を兼業する米大リーグのスーパースター、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)は球場と外での模範的な行動でも有名だ。グラウンドに落ちたゴミを自分で拾う姿を見せる大谷は「他人が捨てた幸運を拾うこと」と話す。

韓国プロ野球にも善良な行動を生活化しようと努力する選手がいる。三星(サムスン)の中心打者、具滋旭(ク・ジャウク、30)がその主人公だ。具滋旭は「日頃良いことをたくさんしようと思っている。ゴミは一切捨てない」と話した。そんな具滋旭が今年、自身初の打撃王というタイトルを獲得することができるだろうか。

具滋旭は17日、大邱(テグ)の三星ライオンズパークで行われたLG戦で、3番・右翼手として出場し、4打数4安打3打点と大暴れした。1回の中前安打を皮切りに、3回の中前適時打、5回の右越え2ラン、7回の右前安打まで毎打席安打を放ち、チームを4-2勝利に導いた。

前日まで97安打を記録していた彼は、9年連続の三桁安打(101本)を記録すると同時に、シーズン打率を.341に引き上げた。打撃首位の座を守った彼は、2位のSSGエレディヤ(打率.332)との差も1分近く広げた。

具滋旭は6月初め、ハムストリングの負傷で戦力から離脱するまで打率が.295に過ぎなかった。しかし、約1ヵ月間の空白を克服して7月初めに復帰した後、本領を取り戻した。7月の1ヵ月間、打率.377(61打数23安打)を記録し、8月に入ってからは17日現在、打率.462(52打数24安打)と絶好調だ。一時最下位まで墜落した三星は、具滋旭(ク・ジャウク)の復活とともにキウムに抜いて9位に順位に上げた。

2005年新人王出身の具滋旭は精巧な打撃を誇るが、まだ打撃王になったことはない。2015年には打率.349で3位となり、2016年には打率.343で6位だった。韓国野球委員会(KBO)が授賞するタイトルを獲得したのは、2021年の得点王(107得点)が唯一だ。

具滋旭は、「まだ40試合以上残っているので、打率がどれくらいなのか意識していない。試合中は、電光掲示板の記録も見ない。以前、打撃王争いをする際、記録を意識した瞬間に崩れた。今年は最後の瞬間まで最善を尽くすだけだ」と話した。


李憲宰 uni@donga.com