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国外在住の「対日抗戦」有功者の子孫が祖国を訪問

国外在住の「対日抗戦」有功者の子孫が祖国を訪問

Posted August. 12, 2023 08:32,   

Updated August. 12, 2023 08:32

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国家報勲部が、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」を迎え、国外在住の独立有功者の子孫を招待する行事を11~17日に実施する。植民地支配期に、抗日・独立運動に献身した先烈とその子孫に政府として感謝を示すことが招待の趣旨だ。

「民族の魂、私のルーツ」という今回の行事には、米国と中国、ロシア、キューバなど7ヵ国に居住する31人の子孫が参加する。1922年、沿海州で高麗革命軍東部司令官として対日抗戦を展開した金擎天(キム・ギョンチョン・1888~1942)志士の孫娘フィランスカヤ・エリーナさん(62・ロシア)と曾孫のシャラフィエバ・エヴェリーナさん(34・ロシア)が韓国を訪れる。

また、1907年に原州(ウォンジュ)に進軍した日本軍討伐隊を撃破するなど、義兵として江原道(カンウォンド)と忠清北道(チュンチョンプクト)、京畿道(キョンギド)地方で何度も日本軍を撃破した閔肯鎬(ミン・グンホ・?~1908)志士の曾孫のミン・ナタリアさん(48・カザフスタン)と沿海州で抗日闘争を展開し、安重根(アン・ジュングン)義士のハルビン義挙を支援した崔在亨(チェ・ジェヒョン・1860~1920)志士の曾孫のグタラ・イリニさん(58・ロシア)も訪韓する。

訪問期間中、子孫たちは12日にソウル市銅雀区(トンジャクク)の国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)を参拝するほか、忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョンアン)の独立記念館、国立大田(テジョン)顕忠院も訪れる予定だ。ドラマ「ミスター・サンシャイン」の撮影地である「サンシャインランド」も見学する計画だ。

1910年、庚戌国辱(韓国併合)に悲憤慷慨して自決した呉剛杓(オ・ガンピョ・1843~1910)志士の孫娘で、書家・画家として活動しているチョン・ソンヒさん(37・米国)は、先祖のための作品を寄贈する意向を伝えたという。日帝の惨状を知らせ、独立運動資金を支援した車義錫(チャ・ウィソク・1899~1986)志士の外孫で、米シャーロット交響楽団でバイオリニストとして活動しているダスティン・ウィルクス・キムさん(27・米国)は12日、西大門(ソデムン)刑務所歴史館で先人たちに捧げる曲を訪問者の前で演奏する予定だと、報勲部は伝えた。

朴敏植(パク・ミンシク)国家報勲部長官は、「誇らしい愛国の歴史が、世界各国で大韓民国を応援している独立有功者の子孫にも伝えられるよう最善を尽くす」と話した。国外居住独立有功者招待行事は、光復50年目の1995年から毎年行われてきた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年間中断したが、昨年から再開された。昨年までに20ヵ国から926人の子孫が参加した。


尹相虎 ysh1005@donga.com