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「人生最期は祖国で」日本居住の愛国志士・オ・ソンギュさんが帰国へ

「人生最期は祖国で」日本居住の愛国志士・オ・ソンギュさんが帰国へ

Posted August. 11, 2023 08:19,   

Updated August. 11, 2023 08:19

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光復軍出身の愛国志士で日本に居住している唯一の生存している独立有功者のオ・ソンギュさん(100)が祖国の韓国で余生を送るため帰国する。

国家報勲部(報勲部)は10日「朴敏植(パク・ミンシク)報勲部長官が政府代表として11日から13日まで日本を訪問し、オさんを13日に国内に連れてくる予定だ」と明らかにした。政府代表団は11日、東京にオさんを訪ね、子孫たちと面会して韓国での住居を提供する案について話し合う方針だ。

政府代表団の訪日は2018年に妻が亡くなった後、アパートに一人で居住しているオさんが人生の最期を祖国で過ごしたい意向を報勲部に表明してことを受けて実現した。

オさんは日本による植民地支配下で「チュ・テソク」という仮名を使い、満州奉天所在の東光中学校を中心に秘密組織網を作り抗日運動を展開した。日本帝国主義に組織網が露出されてからは満州を脱出し光復軍第3地隊に入隊した。オさんは1945年5月、韓米合作特殊訓練を受けて国内進出作戦を準備しているうちに光復を迎えた。光復後も僑民保護などのために組織された韓国光復軍軍事特派団の上海地区特派員として活動し、その後日本に定着した。

政府代表団はオさんの健康状態を確認した後、帰国に無理がなければ13日、オさんを国内に迎える計画だ。オさんは帰国後、ソウル江東区遁村洞(カンドング・トゥンチョンドン)にある中央報勲病院など報勲関連施設に泊まることになる。15日、第78周年光復節の慶祝式にも出席する予定だ。

朴長官は、「祖国のために献身されたオさんに無限の感謝を申し上げる」とし、「大韓民国で本人の願いどおり最後の余生を安らかに過ごせるよう最高の礼遇を尽くす」と話した。


孫孝珠 hjson@donga.com